熊本の秀岳館高校がセンバツ大会に登場する。NHKの中継で甲子園の解説者としておなじみだった鍛治舎巧氏が、今度は監督としてグラウンドに姿を見せる。
合わせて21年間の甲子園解説者
鍛治舎巧監督は甲子園とは切っても切れない縁がある。県岐阜商で3年春のセンバツに出場すると、センバツ通算100号ホームランを放つ。早稲田大に進み日米大学野球で4番を打ちパナソニックでも活躍すると、1974年に甲子園を拠点とした阪神がドラフト2位で指名をしたがこれを拒否してパナソニックにとどまると、1987年から1991年までパナソニックの監督を務めた。
また並行して1985年から1992年、1998年から2010年と合わせて21年間に渡り、NHKの高校野球中継の解説者を務めた。達磨さんなどとともに名解説と名前のインパクトで印象に残っている。
そして2014年に秀岳館高校の監督に就任すると、2年目となった昨年秋の九州大会で優勝して甲子園出場を確実なものにし、1年10か月で甲子園出場を決めた。チームは自らが指導していた枚方ボーイズで活躍した選手が中心で、捕手の九鬼隆平選手や有村大誠投手、木村勇次選手、松尾大河選手、1年生の木本凌雅などがいる。
まずは甲子園で実績を残して、地元熊本や九州の選手が集まるチームになっていければ、解説者・鍛治舎巧から、高校野球監督・鍛治舎巧へと印象が変わっていくだろう。
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高校野球解説者として「2000試合以上を現場で見た」という自負もある。01年夏に秀岳館が甲子園に初登場し、常総学院(茨城)に3―0で勝った試合も解説した。「爽やかないいチームだな、という印象が残っていた。
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