センバツに出場する関東第一と木更津総合が、それぞれ東京都知事、千葉県知事を表敬訪問した。
関東第一
関東第一は昨年秋の東京大会で優勝し、東京で1校だけのセンバツ出場を果たした。昨年夏はオコエ瑠偉選手などの活躍により夏の甲子園でベスト4まで勝ち上がる活躍を見せたが、総合力では今年の方が上という声も上がる。
確かに選手個別に見ていくと、昨年のチームはドラフト1位でプロ入りしたオコエ瑠偉選手の他、通算42本塁打を放った五十嵐滉希選手や26本塁打を放った伊藤雅人選手などがおり、甲子園ベスト4もうなずけるメンバーだった。今年は、それほど注目されている選手はいない。
昨年の明治神宮大会でも初戦の札幌第一戦で4-7と敗れ、投手力はまだまだ、打撃も繋がりを見せられなかったが、5番を打った山室勇輝選手や1番の宮本瑛己選手も身体能力や野球センスがある。投手は、竹井丈人投手、河合海斗投手、佐藤佑亮投手、新2年生の小川樹投手などがエース争いをする中で成長も期待できる。
木更津総合
木更津総合は昨年秋の関東大会で、桐光学園、花咲徳栄、東海大甲府、常総学院と関東各地の強豪を次々と抑えて優勝を果たした。エースの早川隆久投手は1年時から抜群のコントロールと投球術が光り、点を失わない投手。また秋季大会では武田大慶投手が強打の東海大甲府を完封するなど、2番手、3番手の投手も安定感を見せる。
打撃でも3番を打つ小池航貴選手が抜群の打撃センスと足があり、新2年生の185cmの4番・山下輝選手につなぐ。また1番の同じく新2年生の峯村貴希選手は、184cmの大型ショートで、明治神宮大会の大阪桐蔭戦では、高山優希投手から神宮球場のスタンドに先頭打者ホームランを放った。
個々の選手にも注目が集まりそうな関東チャンピオンが、センバツで全国制覇を成し遂げられるか、注目したい。
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