150キロ右腕、花咲徳栄・清水達也投手が決勝に挑む

花咲徳栄, 清水達也

夏の甲子園準決勝、花咲徳栄は150キロリリーフ・清水達也投手が4回途中からロングリリーフし、最速148キロの速球で勝利につながるピッチングを見せた。

延長11回

この日は先発した綱脇慧投手がさすがに疲れを見せ、3回1/3で6安打4失点で降板する。リリーフで短いイニングを抑えてきた清水達也投手が4回途中からの登板となった。

清水投手は4回を抑えると、6回7回は三者凡退に抑えるなど8回まで2安打無失点の投球を見せた。しかし9回、今大会で何度も見られた9回の反撃にあい、1アウト1,2塁の場面でショートへの強襲ヒット、これが2ベースヒットとなり2点を失い6-6の同点となった。

しかし清水投手は、なおもピンチが続く場面でギアを入れ直し、東海大菅生強力打線のキーマン、3番・小玉選手に対して148キロの速球でカウントを稼ぐと、スライダーで空振り三振を奪った。10回、11回も内野ゴロを打たせて無失点に抑え、チームも3点を奪って9-6で勝利、決勝進出の立役者となった。

決勝の相手は広陵高校、今大会で一気に怪物となった中村奨成選手がいるが、清水投手も今大会はリリーフで準々決勝まで無失点を続け、U18代表にも追加で選出された。清水投手は「自信を持って投げれば打たれない。三振を狙って恐れず攻める」と話し、中村捕手との対決姿勢を示した。

夏の甲子園2017、決勝戦の注目選手

今大会2発のスラッガー、3番・小玉を迎え、清水は「三振を狙う」と148キロ直球でカウントを稼ぎ、最後はスライダーで空振り三振。「これ以上は絶対点をやらない」と、延長戦を無失点に抑え、初の決勝に導いた。

二枚看板の綱脇が崩れ、予定の六回より早い4-4の四回一死二塁からマウンドに上がった。八回にチームが勝ち越したが、6-4の九回に遊撃への不運な内野安打で2者が生還。今大会初失点で同点に追いつかれても「自分のせい」と動揺しなかった。

一転して訪れたサヨナラのピンチにも動じなかった。2点リードの九回1死一、二塁。ほぼ正面の強いゴロを遊撃・岩瀬が大きくはじいて同点に(記録は二塁打)。だが「大丈夫だよ」と声をかけると、最後は2死三塁から、今大会2本塁打の小玉をスライダーで空振り三振。最大の難所を切り抜けた。

春夏通じて初の決勝進出。大会新記録となる6本塁打を記録した中村を擁する広陵が相手だ。「ただのホームランじゃなく、どこまでも飛んでいくようなすごい打球を打つ選手だけど、ガンガン攻めて三振を取りたい。自分のベストピッチングをして、深紅の大優勝旗を埼玉に持ち帰りたい」。


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