札幌大谷の197cm左腕・阿部剣友投手デビュー、来年は145キロ目指す

高校野球ドラフトニュース 2020年ドラフトニュース

今年のセンバツ出場選手の中で、ひときわ目立つ197cmの長身左腕、札幌大谷の阿部剣友投手が甲子園デビューを果たした。

4回途中1失点

197cm左腕・阿部剣友選手は、大きくテイクバックをし、上からたたきつけるような形で角度のある球を投げる。球速は最速138キロ、フォーム的にもまだぎこちなさも感じさせるが、横浜高校の153キロ左腕・及川雅貴投手や187cm左腕・松本隆之介投手を攻略した明豊打線を3回まで1安打に抑えた。

そして4回、先頭打者にヒットを許すと交代を告げられた。リリーフしたエースの太田投手が3ベースヒットを許してランナーが還り1失点となってしまったが、明豊打線も打つのが難しそうだった。

阿部投手は「朝言われてびっくりした。自分でいいのかなと思いました」と話しての登板だったが「コントロールを重視して投げました」と話し、横浜高校戦で速球をものともしなかった明豊打線に制球力で勝負した。ややアバウトではあるが、ストライクを取るのに苦しまないし、変化球でもストライクを奪えていた。

甲子園でプレーした高校生選手では大阪桐蔭で春夏連覇を果たしたエース・藤浪晋太郎選手と並ぶ長身選手となった。期待の197cm左腕は「来年までに145キロを出したい」と誓った。もちろん、197cm左腕が145キロの速球を投げれば、プロも放っておくことはない。来年の高校生のドラフト候補はスラッガータイプの野手が注目される中で、投手では明石商の中森俊介投手、中京大中京の高橋宏斗投手、浦和学院の美又王寿投手、横浜の松本隆之介投手などがおり、阿部投手もそこに加わってくる。

これから北海道もだんだんと温かくなっていく。チームは昨年秋の明治神宮大会を制した力があり、阿部投手が今年夏にも140キロ、来年には145キロを投げられるようになれば、北海道に再び優勝旗を持ってくることができるかもしれない。

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