高橋由弥投手、高橋光成投手、田口麗斗投手で完封、18Uワールドカップ

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 18Uワールドカップ、日本は4試合を戦って失点は初戦・台湾戦で喫した1点のみと、投手陣が力を見せている。

 この日のチェコ戦では岩国商の高橋由弥投手が先発、130km/h前半のストレートと大きく曲がるスライダーを余裕を持って投げ、3回をノーヒット、5奪三振で危なげない投球を見せた。「コントロールとスライダーのキレが良かった」と話している。

 4回からは甲子園優勝投手で前橋育英2年の高橋光成投手が登板、甲子園の後に疲れが抜けず練習試合でも登板が無く、この日も140km/h前後と球速もさほど出ていなかった。まだフォームのバランスや躍動感も好調時のものでは無いが、ストレートに角度があり、フォークボールも低めに決まっていた。2回を投げて1安打3奪三振無失点だった。

 西谷監督は「変化球が低めに使えて実戦向きの投手。十分使えることが分かった」と話し、先発でも中継ぎでも使える目途がたち「どこでも投げられるのはありがたい」と話した。同じ2年生で同部屋の安楽智大投手がベネズエラ戦で16奪三振で完封をしてみせた。同じ2年生投手で同部屋のライバルに、火がついた事だろう。

 6回からは3番手で田口麗斗投手が登板し、144km/hのストレートと鋭いスライダーで3者連続三振に斬って取った。東の松井、西の田口と評価される田口投手は代表でも松井裕樹投手を「観察して、見て発見するようにしています。ついていくのではなく並んでいきたい」とライバル心をむき出しにし、変化球の握り方などはあえて聞かないようにしているらしい。

 台湾戦の松井裕樹投手、山岡泰輔投手、メキシコ戦の飯田晴海投手、ベネズエラ戦の安楽智大投手、そしてこの日の3投手と全ての投手が登板し力を見せた。ただし、2次ラウンドはキューバやアメリカなどが出てくることが予想され、ピンチも多く背負い球数も増え疲れも増すだろう。これまでの試合のようには決して行かない相手で、継投で勝利をつかみとる事も必要だ。

 また、松井裕樹投手、安楽智大投手、田口麗斗投手のパワーピッチャーが中心になってくるだろうが、飯田晴海投手、高橋由弥投手の変化球投手をどのポイントで使ってくるか、西谷監督の手腕に注目したい。

 好調ジャパンの勢いに乗って、甲子園V右腕がマウンドに立った。5回2死一塁、高橋光は138キロの直球でチェコの7番打者を一ゴロに打ち取り、涼しい表情でベンチへ引き揚げた。2番手として登板し、2イニングを1安打無失点、3奪三振。「(甲子園決勝以来)久しぶりの登板でしたが、まあまあかなと思います」。日の丸デビューで初勝利を飾った。

 夏の甲子園は6試合5完投。687球を投げ抜いた。疲れを考慮され、4戦目で初登場となったが、刺激となったのは前日(2日)のベネズエラ戦で2安打16奪三振の完封劇を見せた同学年の安楽智大(済美)の存在だ。宿舎は同室で、互いに球種や投球術を教え合ってきた。「自分も安楽のようにいい投球をしたい。そして世界一を目指したいです」と上を見据えていた。

 8月22日の延岡学園(宮崎)との決勝戦以来のマウンド。甲子園では全6試合で5完投し、687球を投げ抜いた。その疲れもあって調整が遅れ気味だったが、直球は最速142キロを計測し「疲労も取れてきて、いい状態に持ってこれた」という。さらに宿舎で同部屋の同じ2年の安楽が前日のベネズエラ戦で16奪三振の完封劇。「安楽より、いい投球がしたい」と刺激を受けていた。

 先発の高橋由は3回を完全。3番手の田口も1回を3者連続三振に仕留め、1安打で完封リレーした。4試合で全7投手が登板し、与えた失点はわずか1。西谷監督は「全員が戦力として投げることができることが分かった」と語った。

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