松井裕樹投手、また日本代表のユニフォームを、プロ志望届け提出へ

松井裕樹, 桐光学園

 18Uワールドカップ、決勝戦はアメリカとの対戦、松井裕樹投手が高校生最後となるマウンドに登った。

 この日は初回から2三振を奪ったが三振を奪った後に突然四球を出したり、スライダーが曲がりすぎて死球を与えるなど5四死球を許す。しかしそれでもヒットを打たれずに4回までノーヒット、8奪三振で無失点に抑えた。最速146km/hのストレートにスライダーで見逃し三振を奪っていた。

 しかし5回、多少球威が落ちたところで初ヒットを許すと1,3塁のピンチとなり、続く打者をセカンドゴロに打ち取ったものの併殺を取る事ができずに1失点した。6回は打者二人に外野への飛球を打たれた後に2塁打を許し、続く打者に詰まったあたりのセンター前ヒットを許して2点目を失う。7回も登板したが先頭打者にヒットを許して降板したが、このランナーを帰されて決勝点となってしまった。

 アメリカに昨年の雪辱を晴らす事ができず非常に残念だ。しかし、松井投手は本当に良く投げた。決勝のプレッシャー、メジャー予備軍の打線を相手にしてのプレッシャー、それに8日間で3試合目の先発という疲れもあっただけに、スタミナは切れていた。その中で6回0/3を投げて5安打9奪三振3失点、1試合22奪三振など様々な記録を生んだ松井投手の高校最後の投球は、立派なものだった。

 松井投手の高校野球もこれで完全に終わり、いよいよドラフト会議が待っている。「上のレベルで野球を続けたいけど、まだ全然考えていない。帰って、監督や両親と相談したい」と話したが、「上で野球がやりたいと強く思っている」と話しプロ入りは間違い無さそうだ。

 この大会を視察したのは巨人、横浜DeNA、北海道日本ハム、阪神、埼玉西武、福岡ソフトバンクのスカウト、その中で森友哉選手など他の選手の視察が目的のチームもあるだろうが、横浜DeNAは1位指名を明言し、巨人、福岡ソフトバンク、阪神、北海道日本ハムは松井裕樹投手を1位候補として残していると思われる。

 松井投手には進路を決断するという大きな仕事が待っており、10月24日のドラフト会議を迎える。

 松井、世界一ならず――。日本は決勝で米国に2―3で逆転負けし、初優勝はならなかった。7日の2次ラウンド最終戦で米国に敗れた雪辱を期して、松井裕樹投手(3年)が先発したが6回0/3を5安打3失点。9三振を奪ったが、5四死球と制球に苦しんだ。今夏の甲子園出場を逃した左腕にとって、これが高校ラストゲーム。今後の進路はプロ入りが決定的で、ドラフト戦線の主役として注目を集める。

 世界一だけを考えてマウンドに上がった松井だが、悔しさだけが残った。星条旗をかざし水を掛け合いながら大騒ぎする相手チームをぼう然と見つめた。

 「後半粘りが足りなくて得点を重ねられた。自分の力が足りなかった」。4回まで無安打投球も5回に同点に追いつかれ、6回2死二塁から甘く入った直球を中前に運ばれ逆転を許した。1―2の7回、先頭ローアに左前打を浴びたところで降板。「気持ちが入りすぎた」と力みから5四死球で105球と球数も増えた。「自分の投球で勝たせることができず悔しい」と声を絞り出した。

 今後は松井をめぐって争奪戦が激化しそうだ。進路について「全然考えていない」としながら「上で野球がやりたいと強く思っている」と国内のプロ一本で心は固まっているとみられる。

 今大会には巨人、DeNA、阪神、日本ハム、ソフトバンク、西武の6球団のスカウトが台湾まで視察に訪れた。松井は神奈川出身とあって、DeNA・高田繁GMは「我々としてはこの大会はありがたい」とドラフト前の最後の投球を目に焼き付けた。また、巨人・山下哲治スカウト部長も「公式戦から遠ざかっていたが、直球は球速表示よりも速く見える」と高い評価を口にした。


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