埼玉西武ライオンズのドラフト会議ページ2019

 

埼玉 西武ライオンズ/ドラフト最新記事

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補強ポイント分析

チーム構成(年齢・ポジション別):2020年

:ルーキー、:退団、:加入

2019年の戦力と将来のチーム予想

投手
 2019年5年後予想
先発高橋光成(23)10勝6敗
今井達也(21) 7勝9敗
松本 航(23) 7勝4敗
本田圭佑(26) 6勝6敗
十亀 剣(32) 5勝6敗
榎田大樹(33) 4勝3敗
高橋光成(28)
今井達也(26)
松本 航(28)
本田圭佑(31)
伊藤 翔(26)
斉藤大将(29)
中継ぎ平井克典(28)81試合41HP
小川龍也(28)55試合19HP
佐野泰雄(27)44試合 4HP
平良海馬(20)26試合 8HP
平井克典(33)
小川龍也(33)
佐野泰雄(32)
増田達至(36)
抑え増田達至(31)65試合30S平良海馬(25)
2軍
(3年目まで)
相内 誠(25)100.1回
伊藤 翔(21) 66.2回
粟津凱士(23) 47.1回
斉藤大将(24) 30.2回
藤田航生(22) 23.0回
野手
守備2019年5年後予想
捕手森 友哉(24)135試合、打率.329、23本森 友哉(29)
一塁手山川穂高(28)143試合、打率.256、43本山川穂高(33)
二塁手外崎修汰(27)143試合、打率.274、26本山野辺翔(30)
三塁手中村剛也(36)135試合、打率.286、30本外崎修汰(32)
遊撃手源田壮亮(27)135試合、打率.274源田壮亮(32)
外野手秋山翔吾(31)143試合、打率.303、20本
金子侑司(29)133試合、打率.251
木村文紀(31)130試合、打率.220、10本
金子侑司(34)
大瀧愛斗(27)
高木 渉(28)
西川愛也(25)
2軍・捕手齊藤誠人(24) 80試合、打率.156【予想打順】
1山野辺
2源田
3森
4山川
5外崎
6大瀧
7西川
8高木
9金子
2軍・内野手西川愛也(20)103試合、打率.242
山野辺翔(25) 87試合、打率.271、12本
山田遥楓(23) 81試合、打率.219、7本
呉 念庭(26) 74試合、打率.254、
2軍・外野手戸川大輔(23) 91試合、打率.262
川越誠司(26) 93試合、打率.214、8本
高木 渉(23) 83試合、打率.256、12本
鈴木将平(21) 76試合、打率.305
大瀧愛斗(22) 51試合、打率.302、8本
佐藤龍世(23) 37試合、打率.252、3本

補強ポイント

2019年戦力から

【先発●】多和田が離脱する中で、若い先発が強力打線に守られながらも実績を積んでいる。エースはニール選手で大きく貯金をしたが、そのような存在になれる頼れる投手が必要。
【リリーフ▲】平井投手が投げすぎなくらい投げており、リリーフの負担は大きかった。増田投手はしっかりと抑えた。若い平良投手も威力十分で将来も期待される。ただし、増田投手もベテランに入ってきており、若くて生きのいい投手を加えたい。
【捕手●】森選手がリーグを代表する強打者となった。捕手の面でいろいろ言われるだろうが、ずっとマスクを被って捕手として熟練していくだろう。バックアップの捕手が年齢が高くなってきており、森選手と同じくらいがそれより若い捕手がいると頼もしい。
【内野手◎】山川、外崎、中村、源田は文句のつけようのない布陣。浅村選手が抜けたと思えないような成績を残した。
【外野手▲】秋山選手はリーグ屈指、外崎が内野に回った分、外野にやや隙ができている。中堅の木村選手が埋める状況だが、若手から出てほしかった。

世代表・将来のチームから

【投手●】1軍が若い投手陣がいる中で、伊藤、粟津、斉藤などが力を磨いている。やや左が薄い所は前から続いている課題。リリーフでは勢いある球を投げる選手が欲しい。
【捕手▲】1軍に森のバックアップとして入れそうな選手がまだ育っていないし数が少ない。
【内野手▲】1軍が固定されている事でチャンスが少ないかもしれないが、その間に育てておきたい若い選手がやや少ない。
【外野手●】若い選手もそろってきており、1軍のベテランの外野陣のスキを狙う選手がそろいつつある。

戦力外・引退

 右投手5人が戦力外となり大鉈を振るった。そのほかは左投手と右の内野手、左の外野手だった。右投手は若い選手を多く獲得しており、その競争に敗れた形となったためで、緊急に補強をするという事はない。

フロント・監督のビジョン

〇監督:内野手出身
 辻監督は西武の黄金時代のナインで、メンバーを固定して使い、それぞれの役割分担を認識させることで、繋がりがあるチームを作っている。スタメンの選手はフル試合、または135試合以上出ている選手がほとんど。

 しかしCSで敗退すると、ソフトバンクとの差として選手の層を挙げた。固定メンバーがうまく機能しなくなると、なかなか対応ができない所が監督自身にもあるかもしれないし、または控えのメンバーでとレギュラーメンバーの差が大きすぎているのかもしれない。

 チームは3軍制にすることを決め、育成選手を現在の6人から倍の12人程度に増やすという。ただし、3軍制にしたとしても、3軍でチームを作って、他の3軍やアマチュア、独立リーグと野球をしていてもうまくならない。現在は若い選手を1軍を経験させながら育てていく考え方が主で、日本ハムの栗山監督が実践し、東北楽天の石井GMもそれを目指す。リーグ戦で勝つために、固定メンバーを使い続ける事も必要だが、間に若い選手を起用する柔軟な所を取り入れていく必要もある。

 渡辺GMは数年後の投手王国になると話す。若い投手が強力打線に守れながら育てられているが、その投手陣をさらに強くし、今度は投手が若い野手を守るような形になっていけば、投打もそろった西武黄金時代へと近づいていける。

 ただし、チームはFAで選手が出ていくチームで、これまで岸、浅村、そして今オフも秋山選手がメジャー移籍をする。それも考慮し、現有戦力がいたとしても、すべてのポジションをまんべんなく補強し続ける事が必要だろう。

補強ポイントまとめ

 投手捕手内野手外野手
2019年戦力から
将来のチームから
戦力外・引退から   
チーム・監督の方針から
実際の指名結果5111010

スカウティング情報

視察選手

※数字は優先順予想

スカウトコメント

佐々木朗希渡辺GM:○「うちのスカウトは佐々木君が中学生のときからずっと見ている」
◎「佐々木君に関しては評価が変わりようがない。」
◎「あれだけ手足が長いと持て余すところがあるけど、コンパクトにまとめて使いこなす。体全体をうまく使って、元々軸がしっかりしている。多少力み気味でもバランスが崩れないのは素晴らしい。あれだけのボールを投げて軸がぶれない。最後、投げなかったのでどうかと思ったけど、評価は変わらない。素晴らしい投手。」
◎「印象は変わらない。素晴らしいのは分かっている」
◎「前回も力を入れる部類の投球を見たけれど大学・社会人を入れても抜けている。あれだけ腕が振れていたら、高校生ではなかなか打てない。」
◎「スケールが大きくてポテンシャルの高さを感じる。速いだけじゃなく変化球も使いこなしている。フィールディングやけん制にも優れた部分があると思う。現時点で直すところがない。20キロ近く球速を抑えて投げる事は難しい。力を入れるようになれば変化球のキレも変わる。」
潮崎ディレクター:◎「日本一だね。動きに全く無駄がない。今1軍に入っても飛びぬけているのでは?大輔も1年目から良かったけど、能力やポテンシャルでは大輔のさらに上を行っている。スタミナとかは大輔の方があると思う」
前田チーフ:◎「メリハリのある投球ができている。球速も実際、出るだろうね。順調ですね。将来は日本のエースですよ」
◎「高校生NO.1です。スピードだけではなく、変化球も多彩で精度が高い。剛だけでなく柔。テクニックも持っている。現時点でも十分だけど、さらに期待が持てる。うちもその時期が来たら(1位指名公表が)あるかもしれないしないかもしれない。」
奥川恭伸渡辺GM:◎「奥川君も評価が高い。唯一チームを甲子園に連れて行った。出てきただけでもすごい」
◎「高めの直球と低めのスライダーをうまく使って投げていた。しっかりまとめていたという感じ。甲子園でもたいぶ評価が上がったし、どこも上位で見ている。久しぶりの登板で1イニングで感覚をつかめる。プロでもすぐに使える技術」
◎「間違いなく5本の指に入る。春に比べて評価が上がっているし、夏になって違う姿を見られた」
◎「1位で何球団か重複することになるだろう」
◎「投げるボールが良いのはわかっている。それよりも、嫌な展開でも完封。流れが変わりそうな中でも抑えている。高校野球で何が起こるか分からない中で、何かしら強いものを持ってるんだろうね。他の好投手が地方大会で負けた中、甲子園に出てきたのがいい。夏を勝ち抜く強さがある」
◎「試合をコントロールする能力があり、将来、日本を代表する投手になり得る。見た目も大きいし球に力がある。スライダー、フォークもハイレベルにある。抜けている。ある程度完成されているものの伸び代もたくさんある。これからさらに高いレベルに行くと思うよ」
森下暢仁渡辺GM:○「いいピッチャーなのは分かっている。何球団ずついくかだね」
◎「経験がある。打者を見ながら投げられる。当然、即戦力。」
◎「森下を今年初めて見たけど、即戦力では今年の候補で一番。競合の可能性は十分にある。12人の1位候補なのは間違いない。佐々木を置いて何球団がいくか。総合力、即戦力ではNO.1、意外とこっちの方が多くなるかもしれない」
潮崎哲也ディレクター:◎「決勝で力むかなと思って見ていたがそれがない。全てにおいて能力が高い。大舞台で結果を出して、箔もついた。もちろん即戦力。岸に似た感じで、ローテーション入りできる投手になるだろう」
◎「スマートな投手でカーブ、チェンジアップもある。楽天・岸みたいなタイプで即戦力」
 及川雅貴 横浜渡辺GM:◎「センバツ以来だからすごくよく見える。バランスがよくなって球は暴れなくなってきた。スライダーがいいし雄星のように育ってほしい。興南の宮城と2人は左の上位候補」
潮崎ディレクター:○「ポテンシャルが高い。最後まで追いかけていく」
 宮城大弥 興南渡辺GM:◎「1年夏の甲子園で見てから順調に伸びている。上位の可能性はある」
河野竜生渡辺GM:◎「上の方の選手では」
西純矢 創志学園渡辺GM:○「四天王の中で一人抜けた存在がいるけど、西君のスライダーは高校生トップクラス。軌道、曲がりの遅さは素晴らしい」
 立野和明 東海理化渡辺GM:○「引き続き追いかけます」
潮崎編成ディレクター:○「ポテンシャルの高さを感じる。変化球も何でも放れて、十分でしょう」
前田スカウト部長:◎「イメージとしてはまさにウチの西口タイプ。でも大学時代にフォークを投げてなかったから、その時点と比べると立野は楽しみ」
 松田亘哲 名古屋大潮崎ディレクター:○「初めて見たが、バランスの良い投手。上半身は細いが、下半身はしっかりしてそう。伸びしろを非常に感じる」
 浜屋将太 三菱日立PS前田チーフ:○「先発も中継ぎもできる貴重な左腕」
 落合秀市 和歌山東渡辺GM:○「評価点は将来性ですね」
前田チーフ:「投手らしい体格だし、馬力もある。素材としてはトップクラスです」

西武ライオンズスカウト情報

役職名前経歴担当地区 
GM渡辺久信前橋工統括 
編成Gディレクター潮崎哲也鳴門高-松下電器統括 
編成G
育成アマチュア担当チーフ
前田俊郎所沢商-新日鐵君津統括 
編成G育成アマチュア担当渡辺智男伊野商-NTT四国四国 
編成G育成アマチュア担当後藤光貴鯖江-新日鉄堺-大和銀行関西・中国 
編成G育成アマチュア担当竹下潤静岡市立商-駒沢大関東 
編成G育成アマチュア担当水沢英樹秋田経法大付北海道、東北 
編成G育成アマチュア担当鈴木敬洋九産大附九州-日本ウェルネス
-TDK千曲川-BC・石川
独立リーグ・信越 
編成G育成アマチュア担当大島裕行埼玉栄高関東 
編成G育成アマチュア担当安達俊也愛工大名電東海・北陸 
編成G育成アマチュア担当高山久九州学院九州 

西武ライオンズのドラフト指名予想

パターン1:理想パターン

流れ:1位で佐々木投手の指名をし、抽選で獲得、2位では左腕投手の中から浜屋投手が残っており指名、3位では井上選手を指名できた。

狙い:佐々木投手は松坂大輔になれる存在で、高橋・今井といった1軍で投げる甲子園優勝投手もうかうかしていられない。投手全体の注目度が増す事に加え、短期決戦でも佐々木投手は狙って1試合を完封する事ができる力量がある。2位では左の先発・リリーフを獲得し、左の層を厚くする。3位では井上投手を指名、佐々木投手にライバルと思わせる力を十分持っている選手で、共に1軍の右腕陣を脅かす。

課題:野手の変動はなく不安さは残る。ただし視察やリストアップで野手の情報が極端に少なく、このくらい徹底的に投手で来るかもしれない。

パターン2:将来型

流れ:1位で佐々木投手などの抽選を外すか、及川投手を高く評価して単独1位指名。2位でも高校生投手で西武の順番まで残っている有力な選手を指名する。3位は左腕で将来性を高く評価している投手を指名する。

狙い:3人とも将来性評価で、左の及川投手、右の井上投手は3年時はやや調子を落としていたものの、1,2年時で良さを見せており、落ち着いてフォームを固められればすぐに力を出してくれそうな投手。落合選手は精神的な面でやんちゃな所があるが、相内投手を育てている事もありうまくやっていけるだろう。松田投手もまだまだ素材型だが潮崎D以下5人態勢で見に行っており、本気で取るためにはこの順位で指名が必要となる。見た感じでは軽く投げてキレがあり球速もある球を投げる。平良投手の左版のような感じで1年目から驚くような投球を見せるかもしれない。

課題:3人とも課題を持ちながらのプロ入りとなり、育てられるかの不安はある。落ち着いた環境、そしてあれこれ教えすぎない方が良いだろう。

パターン3:即戦力型

流れ:1位で抽選を外し、残っている選手の中から評価の高い立野投手を選択する。2位でも即戦力左腕を指名し、3位では野手の指名でバランスを取る。

狙い:立野投手には高く評価をしており、伸びしろもある3年目の投手という事もあり、松本、今井、高橋の主力投手にぶつけていってさらに層を厚くする。西武黄金時代の、工藤、渡辺久、渡辺智男、石井丈裕のような同世代の黄金世代を作る。2位の浜屋投手はパターン1と同じ理由で指名。3位ではバランスを取る野手の指名の中で、課題の右の外野手で、西武の強打にはまりそうな選手として井上選手を選択した。守備面で課題もあるかもしれないが、レフトやDHを使って育てて行きたい。

課題:当初狙っていた佐々木・奥川・森下などが獲得できず、他球団をうらやむ事になるかもしれない。

2019埼玉西武ライオンズドラフト会議指名選手

順位名前・チームスカウトコメント
1位宮川哲・投手・東芝担当スカウト:竹下潤
躍動感溢れる投球に加え、パワーも兼ね備える。変化球にキレがあり気持ちも強く即戦力として期待。
2位浜屋将太・投手・三菱日立PS担当スカウト:竹下潤
左のロークウォーターから、145km前後のキレのあるストレートと、スライダーが持ち味の投手。
3位松岡洸希・投手・BC武蔵担当スカウト:鈴木敬洋
右サイドからのパワーピッチャー。若さ溢れる投球が魅力。可能性は無限大。
4位川野涼多・内野手・九州学院担当スカウト:高山久
スイッチヒッターの内野手。走攻守バランスが良く、特にスローイングが安定している。将来性のある選手。
5位柘植世那・捕手・Honda鈴鹿担当スカウト:安達俊也
フットワーク・インサイドワーク・守備力の良い選手。即戦力として期待できる。
6位井上広輝・投手・日大三担当スカウト:竹下潤
ストレートに力があり、球種も多くコントロールが良い。先発型で将来性のある投手。
7位上間永遠・投手・四国IL徳島担当スカウト:鈴木敬洋
質の良いストレートを投げ込む伸びしろのある投手。
8位岸潤一郎・外野手・四国IL徳島担当スカウト:鈴木敬洋
足が速く、スピードを生かしたプレーが魅力。
育1位出井敏博・投手・神奈川大担当スカウト:竹下潤
肘の使いが柔らかく将来性のある本格派右腕。

 

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