東京ガス、岩佐海斗、宮谷陽介、山岡泰輔の3投手が好投し勝利

東京ガス, 岩佐海斗, 山岡泰輔, 宮谷陽介

 社会人野球の花、都市対抗野球が開幕した。開幕カードとなった東京ガスvs七十七銀行の試合では、東京ガスの岩佐海斗投手、宮谷陽介投手、山岡泰輔投手が好投し、6-1で勝利した。

今年のドラフト候補、岩佐海斗投手

 岩佐海斗投手は成立学園高校から東京ガスに進み6年目、高木伴投手など大学卒で社会人入りし今年のドラフト候補となっている選手と同じ学年にあたる。187cmの身長があり毎年のように注目されるが、細い身体からのストレートは回転が良いもののやや緩く、指名はされないまま3年間が過ぎた。

 しかし今年は昨年のエースだった石川歩投手がドラフト1位でプロ入りしたが、石川投手のアドバイスで下半身を大きく使う事で、球速は147km/hまで伸びたという。この日も144km/hのストレートと、緩いカーブ、チェンジアップで7回を5安打5奪三振1失点(自責点0)に抑えた。

 高木伴投手らと比べると、ストレートも変化球もやはりまだパワーが足りない気もする。特に変化球は腕の振りが緩み、ストレートとの差が大きすぎてプロでは見極められる可能性もある。

 しかし6年目でこれだけ成長したところを見るとまだまだ伸びしろは大きく、このままアマチュアで続けるよりもプロ入りした方がさらに伸びるのではないかと思う。プロ入りを期待したい。

 

大注目ルーキー

 8回は筑波大からのルーキー・宮谷陽介投手が登板した。170cmと小柄な左腕だが130km/h後半のストレートのキレが良く、左右に曲がる変化球でタイミングを外し1回を1安打2奪三振で無失点に抑えた。

 宮谷投手は筑波大時代に首都大学リーグで2度の最優秀投手となり、社会人1年目の今年も予選のセガサミー戦で5回2/3で11奪三振という快投を見せている。

 来年のドラフト候補だが、かなり高い評価を受けてプロ入りするのではないかと思う。

 また9回は昨年の甲子園で注目された山岡泰輔投手が登板。ストレートは常時140km/h後半をマークし、鋭いスライダーも健在で、1回をノーヒット1奪三振に抑えて締めた。

 こちらは再来年のドラフト候補だが、これだけの投球を出来る投手はなかなかいない。ドラフト1位で目玉候補としてプロ入りすることだろう。

  緩急で相手打線を翻ろうした。顕著だったのが3回だ。1死満塁から4番・中井に右前打を浴び、1点差に詰め寄られた。なおも満塁で清野を空振り三振。続く目黒には6球目、内角への144キロ直球が外れ、フルカウントになったが、最後は102キロのカーブ。42キロの球速差で緩急をつけ空を斬らせた。「とにかく最少失点で切り抜けようと思った」とこの試合、最大のピンチを脱した。

 昨年、チームは8強入りしたが、自身は右肘痛のため、登板機会はなかった。それでも「兄貴のような存在」と慕う石川(現ロッテ、写真)と冬場にシャドーピッチングを行い、フォームを固めた。石川から「足を広げて下を使って投げろ」とアドバイスを受け、下半身の体重移動を意識するようになり、直球は140キロから147キロまで球速アップ。「ストレートが速くなった分、カーブも生きている」と相乗効果が生まれた。

 6-1で迎えた9回に登板。最速149キロの直球と鋭いスライダーに緩いカーブも交え1回を3者凡退に抑えた。先頭打者を147キロ直球で中飛、続く打者はスライダーで遊ゴロ、最後の打者は115キロのカーブで空振り三振に仕留めた。


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