東京六大学リーグが開幕し。明大が東大と対戦した。
明治大・岡大海選手は2回の先頭打者でレフト戦にヒットを放つと足を活かしてセカンドまで進む好走塁を見せる。そしてゴロで進塁し犠飛でホームに生還した。また4回と8回には相手エラーで出塁すると、共に二盗を決めてみせた。日米大学野球でも内野安打など好走塁を見せており、足を使った野球のセンスが高い。
この日は広島、阪神のスカウトが視察し、広島の苑田スカウト統括部長は「足はプロの中に入ってもトップクラス」と評価、阪神の平塚スカウトも「チーム事情で一塁だけど、肩、足もあるし、外野も十分できる選手。挙げていますよ」と話し、指名候補としていることを明かした。
岡選手はプロ入りを意識して「評価のためにも、3冠を目標にしていきたい」と話した。このまま行けばやはり3位以内には消える選手だろう。プロ入りしてから外野の守備や打撃を磨いて、パンチ力もあるリードオフマンとして活躍する姿を見たい。
初戦の緊張したムードを主砲・岡大が和らげた。二回先頭でスライダーを左翼線に運び、俊足を飛ばして二塁打に。一ゴロで三進後、右犠飛で先制のホームを踏んだ。
「チームの目標は日本一。春は(投手との二刀流で)両方結果が出せなかった。今度は目標のために野手に専念し、結果を出したい。(プロの)評価のためにも、3冠を目標にしていきたい」
明大は春季リーグで35度目の優勝を果たしたが、自身は打率・268、5打点、2本塁打に終わった。普段は大言壮語のない4番が三冠王を目標に掲げたのは、学生最後のシーズンにかける意気込みからだった。
「チーム事情で一塁だけど、肩、足もあるし、外野も十分できる選手。(指名候補に)挙げていますよ」は明大OBの阪神・平塚スカウト。
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