国学院大・杉浦稔大投手が復活投球、最速144km/hも2失点完投、10球団のスカウト視察

大学野球ドラフトニュース 2013年ドラフトニュース

 国学院大の杉浦稔大投手が駒沢大戦で先発し、2失点完投勝利を収めた。

 杉浦稔大投手は昨年の秋に188cmの身長から投げ下ろす140km/h後半の速球で台頭し、今春は見事なピッチングを見せて3勝を挙げ、プロ複数球団がドラフト1位候補にリストアップした。しかしシーズン途中の練習中に右足を捻挫すると、日米大学野球大会ではケガも治り代表入りしたものの、1戦目ではリリーフで2回2失点、4戦目は先発も1回途中で4安打4失点で降板していた。

 その後も練習試合にも登板せず、フォームを取り戻す練習を続けていたが、秋季リーグ開幕戦でも5回8安打5失点でマウンドを降りている。この日は最速144km/hとまだまだではあるが、それでも7安打6奪三振に四死球も1つと制球力が戻り2失点に抑えた。鳥山監督も「ストライク先行で、あいつらしいゲーム運びだった」と話している。

 この試合にはプロ10球団のスカウトが視察した。巨人が1位候補にリストアップしているという報道があったが、広島やオリックスなども高く評価している。ケガの後にフォームを崩して不調の状態が長引いたため、フォームを取り戻せるかに不安があったが、持ち前の低めの制球力が出てきているので、あとは試合で気持ちを高めて、投げて不安が無くなれば、球威も元に戻るだろう。

 球団内やスカウト間で判断が分かれないドラフト1位候補へ、復活の投球だった。

国学院大・杉浦、2失点完投で今季初勝利/東都  - サンケイスポーツ:2013/9/25

 初戦の拓大戦でKOされた杉浦が、国内10球団のスカウトが見守る中、復調をアピールした。七回に駒大の4番・江越に右越え本塁打を打たれたが、次の打席ではこの日最速144キロの直球で三振に仕留めるなど2失点で完投。「最初にチームに迷惑をかけたので、粘れるようにしたい」。春は自身5勝を挙げながら、チームは3位に終わっているだけに、秋こそ優勝をめざす。

 国学院大のエース右腕・杉浦が2失点で完投し今季初勝利。2点リードの8回1死満塁では連続三振で踏ん張り「チームに迷惑を掛けていたし、あそこは意地で投げた。これを機に(調子を)上げていかないといけない」と振り返った。

 7日の拓大との開幕戦では5回5失点でKOされていただけに、鳥山泰孝監督は「ストライク先行で、あいつらしいゲーム運びだった」とホッとした様子だった。

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