早稲田大・有原航平投手が最速151km/h速球で1安打完封、「プロに行きたい」

慶大, 早大, 有原航平, 白村明弘

 東京六大学は早慶戦が行われ、早稲田大のエース・3年生の有原航平投手と、慶応大のエースで北海道日本ハムからドラフト6位指名された白村明弘投手が先発した。

来年のドラフト1位候補が勝利

 有原航平投手はこの日は最速151km/hをマーク、しかしその速球だけでなくツーシームやスライダーを低めにコントロールする抜群の投球を見せた。3回にバントヒットを決められたもののヒットはその1本のみ、結局、9回1安打9奪三振1四球で完封した。球数はなんと87球だった。

 対する白村明弘投手は5回を投げて5安打3四死球、6奪三振で2失点に抑える意地を見せたものの、来年のドラフト1位候補・有原航平投手には及ばなかった。白村投手は「どんなに悪いときも使ってくれた監督に恩返しがしたかった」と悔やんだものの「明日も投げたい」と話した。今日の2回戦では結果を残していたリリーフで登板するかもしれない。

防御率を後輩と競う

 有原航平投手の1安打ピッチングを後押ししたのは、広陵高校の後輩で再来年のドラフト1位候補、明治大・上原健太投手だった。この試合前までの防御率は、有原航平投手がトップで0.87、2位が上原健太投手で0.88だった。その後輩から試合前にメールで「0.01差ですね」とプレッシャーをかけるメールが届き、「後輩には負けられないと思って投げた」と投げた結果が1安打完封だった。

 これで防御率は0.72となりタイトルを手中に収めた。

 投げてみて良い時はこの日のように手も足も出ないようなピッチングを見せるが、悪いときには150km/hの速球も簡単に痛打されるところがあったが、今シーズンはシーズンを通して安定したピッチングを見せた。間違いなく来年のドラフト1位候補になる大学の目玉投手となる。早くもプロのスカウトが動いている。

 9回2死。早大・有原が、147キロ直球で見逃し三振を奪った。自身2度目の完封を被安打1で達成し「ツーシームとスライダーが低めに集まっていた。雨の中スタンドで応援してくれた方のためにも絶対に負けられないと思った」と納得の表情を見せた。

 3回にバント安打を許したが、次打者から20人連続でアウトを奪った。「(安打は)序盤に出ちゃったので、次は最初から気合を入れていきたい」と笑った。早慶戦前には防御率のタイトルを争う広陵(広島)の後輩、明大・上原から「有原さん、0・01差ですね」とメールが届いた。失点すれば抜かれるプレッシャーの中での快投。防御率0・72とし、後輩との差を広げた。

 150キロを超える直球に変化球の切れも一級品。来秋ドラフト1位候補右腕の圧巻の投球で、ライバル慶大に先勝した岡村猛監督は「言うことない。よく投げてくれた」と称えた。

  秋雨が降る底冷えの神宮を、有原の力投が熱くした。最後の打者を147キロ直球で見逃し三振に仕留め、4者連続を含む9Kで完封。「慶応は早めに振ってくると知っている。変化球で打たせて取って味方がいい守りをしてくれた」。わずか87球、伝統の早慶戦でリーグ戦2度目のシャットアウト劇に、相好を崩した。

 終わってみれば、大記録まであと一歩の快投だった。許した安打は3回1死から、8番打者に三塁線に転がされたバント安打1本だけ。四球1つで完封しただけに、結果的にノーヒッターのチャンスを逃した。「早い回に安打が出たので、次は最初から気合を入れていきたい」

 それでも初タイトルを大きくたぐり寄せた。今季50回1/3を投げて自責4。防御率は試合前の0・87から0・72とした。0・88で2位につけ、リーグ戦日程を終えた広陵高の後輩、明大・上原健太(2年)から登板前に「0・01差ですね」とメールでプレッシャーをかけられたが、先輩の意地を発揮。チームが連勝すれば登板はなく、最優秀防御率が手中に収まる。

 来秋のドラフト1位候補だ。最速156キロの剛速球に加え、140キロ近いツーシーム、鋭いスライダーを軸に打者を翻弄。プロのスカウトからは早くも「来年の大学NO1投手」との呼び声が高い。今年は日本ハムのドラフト6位指名された慶大のエース・白村明弘との投げ合いも2戦2勝で、リーグ通算13勝とした。剛腕は「もちろんプロに行きたい」と目を輝かせた。


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