八戸学院大3年・尾山将吾投手が好投、東北福祉大の1年生寺田和史選手も活躍

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 北東北大学リーグでは、八戸学院大の3年生・尾山将吾投手が7回コールドながら完封勝利、あと一つでノーヒットノーランというピッチングを見せた。また強豪・東北福祉大では1年生の寺田和史投手が4番で出場して結果を残した。

高校時代に8球団注目右腕

 尾山将吾投手は北海学園札幌時代に185cmの右腕投手として、プロ8球団から注目されていた。その頃は球速は140km/h前後だったが、八戸学院大では最速146km/hまで球速を伸ばし、1年春の大学野球選手権では敗戦投手となったが亜細亜大戦で先発している。

 この日はやや実力に差があるノースアジア大との対戦だったが、6回2アウトまでノーヒットノーランのピッチングを見せ、7回コールド7-0で1安打完封勝利を飾った。ここまで岩手大戦、青森中央学院大戦で2連敗をしており、まだ信頼は取り戻せていないものの、来年のドラフトに向けてピッチを上げていく。

 大型右腕投手という事で来年のドラフトでは注目される存在となるそうだ。

 

1年生で東北福祉大4番に

 仙台六大学リーグでは東北福祉大が、こちらもやや力の差がある東北大と対戦し、5回コールド12-0で勝利した。4番には聖望学園出身の1年生・寺田和史選手が入り、3打点を挙げた。

 寺田選手は183cmの左打者で、聖望学園時は高校通算25本塁打を放っている。まだチームにライバルは多く、スタメンを確定させたわけではないが、大型スラッガーの活躍はワクワクさせる。

 2017年のドラフトで上の方に名前が挙がる事を期待したい。

 参考記録ながらノーヒットノーラン達成は目前だった。尾山が6回まで出した走者は、3回の振り逃げの1人だけ。最終回となった7回も簡単に2死を取った後、右前打を打たれた。だが冷静に次打者を打ち取り、ゲームセット。無四球でもあり、最後までテンポのいい投球が続いた。

 

 「負けると優勝は厳しくなるし、これ以上チームに迷惑を掛けたくなかった」と尾山は語気を強めた。今季は岩手大戦と青森中央学院大戦に登板し2敗。名誉挽回のため「必死だった。相手の攻撃を3人ずつで終わらせ、味方の攻撃へリズムをつくることを意識した」。フォア・ザ・チームの姿勢が生んだ好投だった。

 聖望学園で通算25本塁打を放ち、183センチ、86キロの恵まれた体格から4番候補として期待された。だが今春は不調もあって出場2試合。スタメンも1試合だけで、ベンチを外れた日もあった。同じ1年生の楠本泰史(花咲徳栄)は、中軸打者としてレギュラーに定着。「焦りもあった」と寺田。夏のオープン戦も「相手投手の配球を考えすぎて」とスイングが小さくなり、自分を見失っていた。

開幕直前から1日約300球の特打を課して、持ち味の思い切りのいいスイングを取り戻した。山路哲生監督(48)は「これから経験をさせながらの選手だが、タイムリーが出てよかった」と評価。初回無死満塁でも、一塁ゴロで三塁走者をかえし計3打点の寺田は「チームの勝利が一番。1年生らしく思い切りいければ」と言った。

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