青山学院大・福本翼投手が3安打完封、大阪桐蔭では谷間の世代も大学で優勝狙う

福本翼, 青山学院大

 東都リーグの青山学院大vs拓殖大の試合では、青山学院大の4年生左腕・福本翼投手が3安打で完封し勝利した。

故障から復活

 福本翼投手はこの日、スクリューボールやスライダーなどの変化球を低めに集め、117球を投げて拓大打線を3安打に抑えた。

 福本翼投手は184cmの左腕投手で、大阪桐蔭時代にはエースとして登板しセンバツ大会でも好投を見せた。大学でも1年時からリリーフなどで活躍を見せると、3年生で先発として起用された。その秋に延長15回190球を一人で投げ抜いて勝利するという経験もしている。

 しかし4年生となる2月に練習時に右足首をひねって骨折と靱帯損傷の大けがで全治3カ月から4カ月と診断された。しかし春のリーグ戦で登板するなど驚異的な回復力を見せていた。

 

母校の優勝に

 出身の大阪桐蔭は、2008年からの6年間で夏3度の優勝を誇る。福本投手は2008年に入学したがその年に優勝したものの、2年生、3年生の時には優勝できなかった。3年時に1年生だった藤浪晋太郎投手などが卒業の2年後に優勝し、今年の夏も後輩が優勝するなど、2008年、2012年、2014年と偶数年で優勝をしており、福本選手が3年生となった2010年だけ優勝がなく、結果的に谷間の世代となってしまった。

 福本投手は「頑張っている姿に元気をもらった。僕たちも優勝したい」と、高校では戦力として獲得できなかった栄冠を、大学の舞台で実現させようとしている。

 184cm左腕投手で今年のドラフト候補の一人だが球速は130km/h台が多く、プロ入りに向けてはまずは社会人で実績を積んでからという事になるだろう。

 笑顔で仲間とハイタッチした。福本がスライダーやスクリューなど多彩な変化球を操り、拓大を散発3安打完封。チームに今季5戦目で初勝利をもたらした。「ストライク先行だけを考えた。制球が良かった」と117球のリーグ戦初完封を振り返った。

 2月、練習中に右足首をひねって骨折とじん帯損傷。全治3~4か月の大けがを負った。春のリーグ戦に強行出場するも1勝止まり。「その分、秋にかける思いは大きい」。夏は1日約300球の投げ込みなどで、遅れを必死に取り戻してきた。

 青学大の4年生左腕・福本が117球を投げ、リーグ戦初完封。スライダー、スクリューを低めに集め、内野ゴロで16アウトを奪い「チームとして、とにかく1勝したかった。ストライク先行で行こうと思った」。母校・大阪桐蔭が今夏の甲子園で優勝し「後輩たちは頑張っているので刺激になる」と力に変えた。好リードでけん引した猪又は「うまく緩急を使えて、それがはまった」と納得の表情だった。


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