京大・田中英祐投手が大学ラスト登板!いざ、プロへ

大学野球ドラフトニュース 2014年ドラフトニュース

 京都大vs関西学院大の試合は関西学院大が5-3で勝利した。京都大・田中英祐投手は1イニングを投げて無失点に抑え、京都大で8勝を挙げた大学4年間のピッチングが終わった。

最後は9球で締める

 3-5とビハインドの8回に京都大の背番号18がマウンドに登ると、先頭打者に四球を与えたものの、後続を内野ゴロ3つに抑えて無失点、9回は味方が満塁で逆転のチャンスをつかんだものの得点は奪えなかった。

 3年秋に延長21回237球を一人で投げ抜いた事もある田中投手の大学最後の登板は9球だった。

 京都大で8勝を挙げ、連敗を止め勝ち点を奪った。最速149km/hも京都大史上最速投手だろう。そしてリーグ5位の可能性を残して田中投手が大学野球を終えた。

 

大学屈指の投手に

 田中投手は京都大だからというわけではなく、この学年の大学生投手では関西学生リーグではもちろん、全国でもトップクラスの投手となった。代表合宿にも参加し、雑誌・大学野球では早大の有原航平投手と並んで表紙を飾り、阪神が京都大とプロアマ交流戦を行い、そしてドラフト会議を迎えて多くの球団がリストに残っていることを示唆している。

 「4年間はいろいろあって、自分を大きく成長させていただいた」と話した田中投手、10月23日にいよいよプロへ羽ばたく門が開く。

 また、4年間田中投手と共に大学を支え、春のリーグ戦では同志社大から勝ち点を奪う完封投球を見せた冨田真吾投手の存在も大きかった。冨田投手もこの日最後の登板となり、先発で1回1/3で4失点でノックアウトされたものの、歴史を作った素晴らしい4年間だった。

 冨田投手はこれで本格的な野球からは卒業という事になりそうだが、これからの活躍を期待しています。お疲れ様。

 仲間を信じて腕を振る。そこは、最後までぶれなかった。京大・田中は負ければ全日程終了というゲーム、2点を追う八回に登板、先頭・中島を歩かせたが、後続をいずれも内野ゴロに仕留めた。これが大学最後のマウンド。直後は「終わったという実感はないですね」と話したが、宝監督から4年間のねぎらいの言葉を掛けられると、涙がにじんだ。

 「(京大での)4年間はいろいろあって、自分を大きく成長させていただいた」と、すがすがしい表情で振り返った。

 通算8勝をマークするなど京大野球部の歴史を数々、塗り替えた。あとは23日のドラフト会議を待つのみ。京大初のプロ野球選手誕生を目指す秀才右腕は「縁もあるんで僕はどうしようもできないが、選ばれたその先に向けてしっかり練習します」と力強かった。

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