川本祐輔投手2勝で亜大・6連覇へ単独首位!駒大・江越大賀選手の1番起用実らず

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 東都大学リーグでは雨のため延期となっていた亜細亜大vs駒沢大の2回戦が行われ、亜細亜大が6-1で勝利し6連覇に向けて単独首位に立った。1回戦で先発した山崎康晃投手と今永昇太投手は登板しなかった。

巧みな野球で首位

 この2年間で大エースの東浜巨投手などが卒業し九里亜蓮投手や嶺井博希捕手が卒業したものの、亜細亜大は選手は勝ち方を知っている。1回戦でも今永投手に8回まで3点に抑えられたが球数を投げさせて降板させると、9回に代わった投手からキッチリ2点を奪って5-4で逆転勝利した。

 この日も先制されたものの4回に4番・水本弦選手のタイムリーで同点に追いつき、6回には3番・北村祥治選手のスクイズで勝ち越し、7回裏も四球で出たランナーを3塁に進めて再びスクイズ、8回には6番の遠藤雅洋選手の3ランホームランで勝負を決めた。6安打に6つの犠打を絡めて6得点と効率の良い攻めで余裕を感じさせる試合運びだった。

 

投打のヒーロー

 3年の遠藤雅洋選手は聖光学院出身で歳内宏明投手(2011年阪神ドラフト2位)と同学年、遊撃手としてプレーし甲子園では広陵の有原航平投手や、興南の島袋洋奨投手と対戦し、それぞれヒットを記録している。175cmと小柄ながら高校時代は場外弾を放つなどパンチ力が魅力の選手だった。3年で通算2号だが大きな一発となった。

 投げても先発した3年生の花城直投手は4回1/3で4安打1失点とまだまだだったが、3番手で登板した川本祐輔投手が4回を1安打3奪三振2四球で無失点に抑えた。川本投手は先週も2回を無失点に抑えて勝利しており今季2勝目。尾道高校出身で広島県では有原航平選手や広島工の石田健大投手の1年下となる。

 スクイズを決めた北村祥治選手も3年生、この世代が卒業していった先輩の穴や不調の4年生の穴を確実に埋め、チームの中心として着実に成長していた。そして4番を打つ2年生の水本弦選手、それに1回戦で勝利した1年生・嘉陽宗一郎投手と、隙のない補強と育成で力を保ち続けている。

 

江越大賀選手を1番起用も

 駒沢大は4番で不振が続いていた江越大賀選手を1番に起用した。3回に痛烈な2ベースヒットを記録して先制点となるホームを踏んだが4打数1安打に終わり、打率は.160と低迷している。

 4年生となってチームの4番として、またプロ入りに向けて見えないプレッシャーがかかっているのだろう。このプレッシャーで4年春に成績を残せなかった選手はたくさんいる。西村監督も「江越は考えすぎているようなので楽に打たせようと」と周囲も配慮している。開き直ってこの不調をふっ着る事がプロへの大切な一歩となり、プロ入り後の大きな財産にもなる。

 

 亜大は大技、小技を織り交ぜ、リーグ史上2校目、戦後初の6連覇に一歩前進した。生田勉監督は「とにかく1点ずつ重ねるしかないと思っていた」と、1―1の6回1死三塁から3番・北村祥が「(サインが)絶対に出ると思った。見送ればボールだと思うけど、難しい球ではなかった」と勝ち越しのスクイズを決め、7回にも板山のスクイズで加点した。第1戦で藤岡がバントミスを犯したことから、ナインはグラウンドに戻ってバント練習を繰り返してきた。8回には遠藤雅が右中間に今季1号3ランを放ち「(打ったのは)フォークボール。しっかり打つことができたので伸びてくれた」と満足そうだった。

江越1番実らず - ニッカンスポーツ紙面:2014/5/2

 


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