亜細亜大・川本祐輔投手が完封、優勝逆王手

亜細亜大, 川本祐輔

 東都大学リーグの優勝を決める亜細亜大vs国学院大の2回戦は、亜細亜大の3年生・川本祐輔投手が完封し、優勝に逆王手をかけた。

3年生がピンチ救う

 川本祐輔投手は179cmの右腕で143km/hのストレートと、チェンジアップ、スライダー、スプリットなどの多彩な変化球を織り交ぜて投げる投手で、広島・尾道高校出身の3年生。

 今季はリリーフとして3試合に投げ2勝を挙げる安定感を見せており、この日は先発に抜擢されると勢いに乗る国学院大打線に7安打を許したが、153球を丁寧に投げて5奪三振2四死球で完封した。

 

花城のため

 これまで亜細亜大は東浜巨投手、九里亜蓮投手、山崎康晃投手と各世代にエースと呼べる存在がいた。そして現3年生の世代では花城直投手が昨シーズン秋に先発し完封するなど力を見せ、エース候補とされてきた。

 しかし花城投手が黄色靱帯骨化症を患い投球ができない状況になってしまい、同じ3年生である川本投手が奮起した。川本投手は花城投手について「みんなから好かれるヤツ。アイツの存在が大きいから、チームが一つになれています」と話す。まずは今季の優勝を、そして来年には、花城投手と川本投手の二人がエースとして投げている姿が見られれば一番良い。

 

 チームの窮地を救った。13日、主に2戦目の先発を任されていた3年生の花城が「黄色じん帯骨化症」で離脱。川本は23日の青学大戦に救援でリーグ戦初登板し、ここまで救援のみ3試合の登板ながら2勝。冷静な投球を評価され1週間前から、この日の先発を告げられ、調整してきた。最速140キロにスライダー、スプリットを交えて0行進。再三走者を許しながらも「コースに投げれば打たれない。ピンチと思わなかった」。見事、期待に応えた。

 「花城の、チームのため」―。それだけを思っていた。先発投手の花城直(ちょく、3年)が国指定の難病「黄色じん帯骨化症」であることが判明し、今月中旬に手術を受けた。現在はリハビリに励む同級生から試合前夜、当日朝も「頑張れよ」と励ましのメールが届き、奮い立った。ベンチには花城がつけた17番のユニホームが掲げられている。「みんなから好かれるヤツ。アイツの存在が大きいから、チームが一つになれています」と笑った。


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