東農大北海道、3年生井口和朋投手が6回2安打8奪三振、風張蓮投手と好対照の神宮球場との相性

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 明治神宮大会大学の部では、東農大北海道が上武大を下して準決勝進出を決めた。3年生の井口和朋投手が6回2安打8奪三振と好投、これで神宮球場では15回を投げて無失点と抜群の相性の良さを見せる。

最速144km/h、神宮で15回無失点

 井口和朋投手は175cmとそれほど大きくないものの、しっかりとしたフォームから最速145km/hの速球を投げる。この日も最速144km/hの速球とスライダー、スプリットで6回を投げて2安打8奪三振と抜群の投球を見せて上武大を無失点に抑えた。

 東京ヤクルトからドラフト2位指名を受けたエースの風張蓮投手を抑えて、この舞台で先発を任されたのは訳がある。リーグ戦では抜群の成績を残す風張投手だが、大学野球選手権や明治神宮大会では良い投球を出来ていない。

 昨年の選手権大会では初戦で2番手で登板も四球を与えるなど1/3で降板、続く試合では先発を任されるも3回4安打3失点で降板している。雨の中で厳しい環境での登板だったが、結果を残せなかった。また今大会でも初戦で先発したが1回で降板させられている。

 一方、井口投手は昨年の選手権大会で初戦で4番手で登板すると4回を1安打無失点に抑え、続く試合でも2番手として登板し5回を1安打4奪三振で無失点と、同じ環境でありながら抜群の投球を見せていた。さらに今大会でも初戦で2回から登板すると3回2/3を2安打6奪三振で無失点に抑えている。

 「硬いマウンドが好きなので、赤土は投げやすくて好きなんです」と話す井口投手、神宮に「いい印象が無い」と話す先輩が神宮を本拠地とする東京ヤクルトに指名されたが、井口投手は神宮の申し子として先輩に続きたい。そのためには今大会で金星を挙げる事でグッと近づく事になる。

 先発として、最速144キロの直球にスライダー、スプリットを効果的に使い、6回を2安打2四球8奪三振。打っても五回二死一塁で、右越えに先制二塁打を放った。

 「神宮男」を“襲名”だ。神宮のマウンドは、大学2年時の全日本大学選手権と今大会を合わせ、4試合に登板。計15回2/3で被安打6、失点はいまだ許していない。安定感を誇る右腕は「マウンドが硬くて投げやすい」。0―0の5回2死一塁では、9番打者として打席に入り先制の右越え二塁打を放った。

神宮申し子井口、無得点&先制打 日刊スポーツ紙面 2014/11/18

 

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