東都大学リーグ、2015年春季リーグ戦の注目選手を振り返る

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 東都大学リーグは春季リーグ戦の日程を終了した。リーグ戦開幕前に挙げた(東都リーグ開幕!注目選手を紹介)注目選手の活躍などを振り返る。

1位・専修大

 1部復帰即優勝は正直驚いた。エースの大野亨輔投手は4勝1敗、防御率もリーグ2位の1.55を記録し、今季の最優秀投手に選ばれた。また2番手の2年生・堀田竜也投手も2勝1敗ながら防御率はリーグ3位の1.82を記録、安定感のある先発がいて、リリーフでは侍ジャパン大学代表にも選ばれた絶対的守護神とも言える高橋礼投手に繋いだ。

 また打線では1番・重野雄一郎選手が出塁し、3番・森山恵佑選手、4番・濵田竜之祐選手、そして5番でMVPを獲得した渡辺和哉選手のクリンナップがフルスイングで得点を挙げた。

 

2位・中央大

 3年生の制球力の高い左腕・村川翔太投手と4年生の右腕・山手幹投手がそれぞれ4勝、3勝を挙げた。ドラフト的にはそれほど名前が挙がらないだろうが、制球力と実績でレベルの高い東都リーグで安定した成績を残す。

 打線でも4年生になった泉澤涼太選手が打率.381、2本塁打、打点13と、打点王に輝き3冠王にも手が届きそうな活躍を見せた。三振も15とリーグNO1で、大きなスイングで勝負しているようだ。また3年生の187cmの大型遊撃手・松田進選手も3本塁打に打率.349を記録し、来年の飛躍につながりそうな活躍を見せた。

 

3位・国学院大

 侍ジャパン大学代表でも内野手の要として活躍が期待される柴田竜拓選手、巨人が6人態勢で視察するなどプロの注目度も高い。今季は1本塁打に打率.333も記録、2ベースヒットも5本記録ししっかりとした打撃を見せる。ただし盗塁や四死球の数はそれほど多くなく、プロではその点が求められるようになるかもしれない。

 投手では土倉将投手が2勝0敗も防御率1.55で防御率で1位となった。また期待の安西拓人投手がリーグ戦最後に活躍を見せ、秋につながりそうだ。

 

4位・駒澤大

 エースの今永昇太投手が故障で登板せず、東都で最も注目される選手が離脱したため、今年の東都リーグは全体的にプロのスカウトも注目から外れていた印象もある。それだけ存在感の大きな投手だった。それでも昨年秋の明治神宮大会で頭角を現した2年生の東野龍二投手が3勝を挙げ、同じく2年生の高橋由弥投手が最終戦で完投勝利を挙げ、秋や来年以降につながる手応えも感じている。

 打線は1年生の岡田耕太選手が打率.343でリーグ10位に入り新人賞を獲得したが、チームのトップが岡田選手で、上級生などは精彩を欠いた。

 

5位・亜細亜大

 山崎康晃投手も抜け、先発に不安を抱えていたが、嘉陽宗一郎投手も調子が悪く投手陣は崩れた。投手陣の立て直しができなければ秋も危うい。

 打線は北村祥治選手、藤岡裕大選手というプロ注目の選手がおり、藤岡選手は2本塁打、打点11、打率.333と結果を残し、北村選手も打率.302に犠打が12とリーグでダントツのトップでチームに貢献するプレーに徹したようだが、チームの勝利につながらずあまり目立たなかった。

 水本弦選手や野村颯一郎選手といった下級生もいたが、出場は無かった。

 

6位・拓殖大

 投手、野手共に層が薄く、明徳義塾出身の1年生・岸潤一郎選手を主軸として投手としても登板させ、また同じく1年生で大阪桐蔭出身の森晋之介選手も主軸で起用するといったギャンブル的な起用をしたものの、結果にはつながらなかった。

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