福岡六大学リーグは九州産業大が6-5で九州共立大を下し、エース不在の中で3年連続となる全国大会出場を決めた。
エース不在
九州産業大はエースでプロがドラフト上位候補として注目している高良一輝投手や、技巧派で勝ち星を重ねる温水賀一投手、それに185cmから148キロを投げるリリーフの森川祐至投手が4年生となり注目されていたが、3人とも故障でベンチを外れた。ほかにも147キロを投げるアンダーハンドの井手亮太郎投手や150キロを投げる草場亮太投手もいたが調子は今一つだった。
しかしその中で4年生の伊藤奨太投手が成長した。今季は12試合中10試合に登板し先発、リリーフに奮闘した。この日もピンチとなった8回から登板し1点差まで追い詰められたもののギリギリのところで踏ん張り6-5で勝利、優勝を果たした。「高良を神宮で投げさせたかったので」と伊藤投手は話した。
エースの高良投手は「九共大戦で投げられるように調整したが間に合わなかった。チームに迷惑をかけたので、全国の舞台で返したい」と話し、大学野球選手権では登板が見られるかもしれない。
打撃では2年生の岩城駿也選手がこの日は2試合連続ホームランなど活躍、打率は今季.478を記録しており、大学野球選手権では注目したい。
九産大、涙の逆転V 西日本スポーツ紙面 2016/5/24
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