千葉ロッテは12月7日、新入団選手の発表を行った。選手の推定年俸、背番号、現在地と将来の活躍のイメージを予想してみます。
千葉ロッテ2023年入団選手一覧
順位 | 選手名 | 位置 | 出身 | 身長体重 | 投打 | 契約金 | 年俸 | 背番号 |
1 | 上田希由翔 | 内 | 明治大 | 183/96 | 右左 | 10000 | 1600 | 10 |
2 | 大谷輝龍 | 投 | 四国IL徳島 | 180/81 | 右右 | 7000 | 1200 | 31 |
3 | 木村優人 | 投 | 霞ケ浦高 | 185/77 | 右左 | 5000 | 600 | 53 |
4 | 早坂響 | 投 | 幕張総合高 | 176/70 | 右右 | 4000 | 560 | 59 |
5 | 寺地隆成 | 捕 | 明徳義塾高 | 177/82 | 右左 | 3000 | 500 | 65 |
育1 | 武内涼太 | 投 | 星稜高 | 184/84 | 右右 | 300 | 230 | 133 |
育2 | 松石信八 | 内 | 藤蔭高 | 175/75 | 右右 | 300 | 230 | 134 |
育3 | 高野光海 | 外 | 三刀屋高 | 187/87 | 右右 | 300 | 230 | 135 |
育4 | 藤田和樹 | 外 | 延岡学園高 | 185/82 | 右左 | 300 | 230 | 136 |
育5 | 富山紘之進 | 捕 | 会津北嶺 | 181/70 | 右右 | 300 | 230 | 137 |
新人選手の横顔
ドラフト1位・上田希由翔選手 期待度1年目:☆☆☆☆☆ 3年目:☆☆☆☆☆
大学NO.1野手で、今年のドラフトで3球団が重複した度会隆輝選手と比較しても上と見て良いかもしれない選手。高校時代も柔らかいながらもホームランを打てるタイプで注目されたが、大学でその打撃に磨きがかかり、好球必打で特に好球のときには強いスイングでホームランを狙える。打撃の対応力とここぞの長打力は牧選手を思わせる。
守備に関してもファーストだけでなく、セカンドを任せられるくらいだと思っている。体が大きいが低い姿勢で速く動くことができ、安定している。守備範囲の広さなどに目を瞑りながらも、範囲のゴロをしっかりと処理する守備は安定している。
1年目は1軍で打率.270、15本、3年目には3割で20本を期待したい。
ドラフト2位・大谷輝龍選手 期待度1年目:☆☆☆☆ 3年目:☆☆☆
小松大谷時代に146キロを投げ、その後、JFE東日本、伏木海陸運送を経て徳島インディゴソックスで157キロを記録した。元々ストレートの角度と強さのある投手だったが、球速がここまで伸びたことで2位での指名となった。変化球はまだ未完成な所があると思う。高校の時のほうが変化量は大きかったように思うが、パワーの付いた今の投球の中で130キロ台の高速変化球を使って行きたい。
リリーフとして1年目から30試合、40試合に登板できると思うが、3年後までに必殺となる変化球を習得することができれば、息の長いリリーバーとなってゆきそうだ。
ドラフト3位・木村優人選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆☆☆
185cmの長身から150キロの速球を投げる右腕投手。下半身は支えみたいな感じでまだ上体で投げている感じで、体力の消耗度合いが激しく、スタミナ面に課題があるので、まずは体重を今の77kgから10kgは増やし、上の力の割合を小さくしたい。その上でフォームのバランスはよく、キレの良いストレートは非常に魅力なので、右のエース格へと成長したい。
ドラフト4位・早坂響選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆
体は大きくなくて止まっていると部員が大勢いる中では分からないが、いざ動き出すと一人だけ目立ち、すぐに早坂投手とわかるような体のバネを感じさせる。今年の急成長は目覚ましく、下半身のバネを使って上体の腕の振りにつながるフォームで150キロのストレートを投げた。スライダーはやや軌道がまちまちだが、かかった球はキレが良く、この球の割合を増やしたい。短期間に成長をした選手だが、プロでは長いシーズンを投げていくという新たな挑戦に立ち向かう。1年目はそのための体づくりで良いと思うが、オリックスの齋藤響介投手に近い形で1年目から1軍に顔を出すかもしれない。
ドラフト5位・寺地隆成選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆☆
金属バットを持っていても木製バットを振っている感じのスイングで、振る力も強くシャープにレベルで振れる。木製バットや飛ばないバットでも長打を打っており、打撃の評価は高い。守備は内野で出場しており硬い感じではあったが、送球の動作の作りが速く、本来の捕手としての動きを見せていた。肩については正確さという感じだが、プロで強肩と言われる部類ではなく、モーションを速くするなど早く送球できるように磨いてゆきたい。
育成指名選手
松石信八選手は投手としては高校3年間で順調とは行かなかなかったが、内野手としてとして指名された。もしこれが故障によるものでないのであれば、プロでは再び投手になるのではないかと思っている。そのくらいストレートの威力にインパクトがある。高野光海選手は池田高校で注目されたスラッガーで、体のサイズが大きくバットを振る力でスタンドまで持っていく感じ。軽く振っている感じで当てることができやすいと思うが、プロの速い球や変化球に対応するためにはスイングスピードもアップさせたい。

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