東北楽天、慶大・伊藤隼太選手の1位指名も検討!

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東北楽天が慶大・伊藤隼太選手のドラフト1位指名を検討している事がわかった。

東北楽天は春先に明大・野村祐輔投手を、夏ごろには東洋大・藤岡貴裕投手をマークし、岩隈投手が海外FAを取得しメジャー移籍が確実な状況でドラフトでは1位で投手の指名が確実と思われてきた。しかしここへきて、田中将大投手を中心に昨年ドラフト1位の塩見貴洋投手などがローテーションで回るようになり、逆に野手陣がリーグワーストの得点力、ベテラン・山崎に頼りっぱなしの状態を球団が重視している。

報知新聞では既に来季に向けて外国人の調査に入っているがその状況によってはドラフトで球団関係者が「即戦力」と話す伊藤選手の獲得という可能性があると報じている。しかしドラフトは外国人獲得と違い長期的なチーム作りの視点で行うべきもので、東北楽天の球団関係者も外国人獲得とドラフトはそれほど関係ないと考えているだろう。

ただし、東北楽天のドラフトを見ると、2005年から高校ドラフト、大学社会人ドラフトも含めてドラフト1位はすべて投手の指名で、投手力中心のチーム作りの方針を基本に強化を計ってきた。しかしその結果、現在の戦いを見ていても主軸不足は明らかな状態で、2009年あたりから将来の主軸選手を指名しており、2010年のドラフトには九州国際大付・榎本葵やPL学園・勧野甲輝を中位で獲得している。ドラフト下位で獲得できる選手はそれなりに不確定要素が大きく、やはりドラフト上位で競合するような野手のほうが確実性がある。毎年登場する投手のドラフトの目玉に比べれば、野手のドラフトの目玉は貴重な存在といえるだろう。

伊藤選手には阪神がドラフト1位指名するのは確実な状況で、競合の可能性がでてきた。

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    yuki

     1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
     雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
     2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
     また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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