中日が井上新監督も参加してスカウト会議を開き、ドラフト会議の指名候補を約90人に絞り込んだ。井上監督は「投手はどうしても欲しい」と話し、即戦力投手を中心に指名をしていく方針となった。
金丸投手が最有力
関西大の154キロ左腕・金丸夢斗投手がドラフト1位指名の最有力となる。投手が欲しいという井上監督の要望は、これまで金丸投手を中心に視察を進めてきた編成の意見とも一致し、松永スカウト部長は「最終的に決まったことはピッチャー中心でいこうと。今、ウチが先発がということがあるので。一番は即戦力になってくると思う」と話した。
ただし松永氏は「取った、取られたがあるので、総合的に考えて1位候補を何人かそろえなくちゃいけない」と話し、ドラフト1位指名を競合確実の金丸投手に行くのか、また、金丸投手を抽選で外した時の即戦力投手の指名など、あらゆる状況を想定しながら最終的にドラフト1位指名を決めていく。井上監督も「あと2週間しかないので、他の11球団がどう出るかという側面もありますから。ここでうかつに誰々ということも言えません」と話した。
競合をした場合の抽選について井上監督は「そうなった時には僕が引くのがベストな選択なのかもしれません。昔は結構、僕はくじ運がいいなと思っていました。最近くじを引くタイミングがないからわからないけど、仮にそういう場面になったら、自分は運があるぜと思い込みながら行きたいと思います」と話した。
金丸投手か、または地元の159キロ右腕・中村優斗投手の可能性も今後の他球団の同校次第ではある。いずれにしても喉から手が出るほど欲しい即戦力投手を獲得することがチーム再建の一歩目となる。







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