東北楽天が1月にリトルシニアのチームを発足、リトルシニア連盟に加盟

 東北楽天が来年1月から、中学生を対象としたリトルシニア世代のチームを発足することが分かった。リトルシニア中学硬式野球協会の加盟が承認された。

20人を募集し元プロ野球選手が始動

 東北楽天のジュニアチームは新中学1年生(小学6年生)を対象に12月23日にセレクションを行い、20人を選抜する。そして来年1月に発足をする。また翌年以降は毎年10人ずつを募集していくという。

 活動場所は東北楽天の関連施設を使い、火、木、土、日、祝日に活動をする。また指導者は元プロ野球選手が就任する予定で、元巨人の中浜裕之氏など楽天ベースボールスクールのコーチが就任する。

 東北楽天は既に野球やチアリーディングなどのスクールを運営しており、2750人が加入しているという。

 

時代の変化

 楽天はJリーグのヴィッセル神戸を運営しており、このリトルシニアチームの構想はサッカーのクラブユースを参考にした事は間違いないだろう。サッカーはJリーグのチームが小学生、中学生、高校生等各世代の育成組織を持ち、プロのチームが選手を育てる流れがあり、小中学生の段階からスカウティング活動や育成を行ってトップチームを作り上げている。

 野球ではプロアマの問題や、歴史がありプロと同じ位の力を持つ高校野球連盟があることから、小学生、中学生までは野球塾や少年野球チームに所属し、元プロ野球選手の指導を受けられるが、高校生は元プロ野球選手と接することを禁じられており、高校のチームで甲子園を目指す事に統一されていた。

 しかし、アマ指導資格の回復により元プロが高校で高校生の指導ができるようになったり、選手の中にも甲子園よりもプロ野球やメジャーリーグを目標とする選手も出つつある。立田将太選手はプロを甲子園にも登場し甲子園を目指していた事は間違いないが、プロを見据えて連投をしなかったりしていたという話しもある。

 

他球団も続く可能性

 プロ野球の他球団も阪神は関西地区の少年野球の大会を開いたりしており、福岡ソフトバンクも九州各地で活動をしている。また千葉ロッテは小、中学生等を対象とした野球スクールを活発に行っており、この東北楽天の動きを受けて、同じくチームを発足させるものとみられる。

 東北楽天は「東北地方の野球の活性化、さらには減少傾向にある野球人口増加の一助になりたい」とリトルシニアチーム設立の意味を話した。少子化により子供の数が減る中で、野球選手も減少傾向にある。まずは小学生、中学生の選手に野球への興味を持ってもらう事、そして早い段階でプロへの心構えや練習の姿勢を植え付けて、より高いレベルの選手が出てくる事を期待する。

 そのうちサッカーのように、高校世代にもクラブチームのようなものが出来てくるかもしれない。甲子園を目指す高校野球とは違った道ができる可能性がある。

 

 球団としては、これまで少年野球教室を運営してきたが独自のチームで大会に参加することで地域密着とともに将来へプロという夢を持たせる狙いがある。設立の目的について球団は東北地方の野球の活性化、さらには減少傾向にある野球人口増加の一助になりたいと説明している。


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