大久保監督の慶大が初陣、谷田成吾選手が決勝2点タイムリー

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 大久保秀昭監督が慶応大の監督に就任して初めてとなるオープン戦を行い、桐蔭横浜大に3-1で勝利した。8回に代打で出場の谷田成吾選手が2点タイムリーを放った。

ベンチ入り25人を全て起用

 この日の先発は1年生の亀井 倫太朗投手、181cmの大型左腕投手だった。その後も伊藤大輝投手、藤原陽介投手、三宮瞬投手とつなぎ、桐蔭横浜大打線を2安打1失点に抑えた。

 また打線でも谷田選手を終盤から使うなどベンチ入りした25人全員を起用し、大久保監督は選手のタイプや力量を測った。

 大久保監督は大学野球の雰囲気に慣れることが必要と話した。慶大出身だが、その後JX-ENEOSから近鉄へ進み、プロのコーチを経てJX-ENEOSの監督に就任していた。完成し自分で課題を見つけたり練習を進められる選手に比べ、まだ成長過程で若さも残る学生とでは指導の方法も違うだろうし、野球の仕方も変わってくる。

 まずこの初戦を戦って大久保監督は、「谷田が打ち、投手もがんばって抑えた。ベンチから声がよく出ていて活気があったし、全力疾走もできていた」と明るい表情で話した。

 

大久保監督に初勝利を

 選手たちも「監督の初試合をしっかり勝とう」と決めていたようで、1-1で迎えた8回、ノーアウト満塁の場面で代打として登場した来年のドラフト1位候補・谷田成吾選手は、レフト前へ2点タイムリーヒットを放ち3-1で勝利をもたらした。

 谷田選手は「凄くどっしりしていて安心感があった」と大久保監督について話し、お互いの信頼が繋がった。

 来年、慶大は谷田成吾選手、横尾俊建選手といった注目スラッガーが最後の年を迎え、ドラフトを迎える。プロで活躍する心構えも含め大久保監督から吸収する事は多いだろう。

 また大久保監督も多くの選手を試し、特に投手は加藤拓也投手1人に負担をかけるような戦いから脱却をしてほしい。立教大の沢田圭佑投手など活躍をする選手がいるが、大学生投手が活躍しながらも徐々にストレートの勢いが失われていく姿を見たくない。

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 異例となった12月の実戦は打線が10安打を放ち、4投手が1失点と力投。初采配を振った新監督は「やっていて楽しかった。選手は声も出ていたし、全力疾走もやっていた。いろいろな刺激をもらいながらやれる」と納得の表情で振り返った。

 1―1で迎えた8回無死満塁、来秋ドラフト1位候補の谷田成吾中堅手(3年=慶応)が代打で登場し、左前にポトリと落とす決勝2点打を放った。打線は10安打とつながりを見せると、投手陣も4人の継投で2安打1失点と好内容だった。

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