広島・ドラフト2位の九里亜蓮投手、荒れていた中学時代に支えてくれた祖母に感謝登板を

九里亜蓮

 広島のドラフト2位ルーキー、九里亜蓮投手が自主トレを公開した。九里投手は今年の5月13日、14日に行われる故郷・米子で行われる阪神戦について、特別な思いを話した。

 

祖母に感謝登板を

 九里投手は米子出身で、父親がアメリカ出身のハーフで、大きな体もあったことから不良グループに目を付けられ、荒れていた時があったという。しかしその時、祖母が目を覚まさせてくれ、付き合うのを辞めた後に受けた嫌がらせに対しても、励まし支えてくれたという。「おばあちゃんがいなかったら野球を続けていなかったから」と話した。

 「地元の米子で投げられるようにしたいです」と5月までには1軍に定着して、13日、14日の試合に登板することを目指している。「実力が伴っていないと投げられない。しっかりやっていきたい」と話し、また「希望するのは先発ですけど、与えられたところで働きたい」と、祖母への感謝の登板をするためにどんな役割でもいいので開幕1軍を勝ち取りたいという思いを口にした。

 亜細亜大でエースとして活躍した九里投手、米子では登板するだけでなく、是非勝利を飾って凱旋して欲しい。それが祖母の、そして地元のいろいろな人の希望につながると思う。

 

 

恩返しの舞台は定まった。「広島・阪神戦が5月(13、14日)にあるので、地元の米子で投げられるようにしたいです」と宣言。米子は中学時代の3年間を過ごした場所。その当時、不良仲間と付き合い、道を踏み外しそうになったが、目を覚まさせてくれたのが淳子さんだった。成長した姿を見せるにはこれ以上ないだけに「希望するのは先発ですけど、与えられたところで働きたい」と表情を引き締めた。

「米子におばあちゃんがいる。そこで投げたい。おばあちゃんがいなかったら野球を続けていなかったから」。九里は米国人の父親を持つハーフ。大柄な体格も目立ち、中学進学後に不良グループに目を付けられ、一時的に生活が荒れた時期もあった。更生した後も元仲間から嫌がらせを受けたことも一度や二度ではない。そんな中学時代に励まし支えてくれた祖母・淳子さんが現在も米子市に在住。恩返しの凱旋登板を誓った。

 初めてプロ野球に触れた場所も米子だ。公式戦開催の折にボールボーイなどスタッフで参加。荷物運びを務めた時には持ち主の山崎武司氏(当時中日)から打撃用手袋を贈られたこともあったという。「実力が伴っていないと(米子で)投げられない。1年目から2桁を勝ち、毎年続けられるような投手になりたい」。ルーキーイヤーに米子で試合が組まれたのも、九里にとって運命だ。


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