全国高校野球選手権島根大会では、3回戦で浜田が大社に延長10回タイブレークの末、2-3でサヨナラ負けを喫し、8強入りを逃した。プロから「今年の中四国No.1投手」と評される最速150キロ右腕・山田玲投手(3年)は、13奪三振、自責点0と力投したが報われず。試合後、悔し涙を流しながらも、大学からのプロ入りを誓った。
142球の熱投も…自責0で涙の敗戦
山田玲投手は、昨年の甲子園で旋風を巻き起こした大社戦に満を持して先発すると、自己最速に並ぶ150キロを計測したストレートを軸に、9回を投げ抜き3安打13奪三振と素晴らしい投球を見せた。しかし、7回に味方の2つのエラーが絡んで2点を失うと、延長10回、タイブレークの末にサヨナラ負けを喫した。
「調子は良かったです。バックを信じて投げれば、勝てると思って投げました」と強い思いで投げ、自責点0という内容だったが、「甲子園に行くことが指導者の方などへの恩返しだと思っていたので、申し訳ない気持ちです」と、エースは責任を一身に背負った。
プロ注目右腕の決断「大学で結果を残してから」
最速150キロの速球を投げ、プロのスカウトから「今年の中四国No・1投手」と評価される本格派右腕。この日もネット裏ではスカウトが視察していたが、試合後、今秋のプロ志望届提出を見送る意向を明言した。「僕は、まだまだ未熟。大学で結果を残してからプロで活躍できる投手になりたいです」。悔し涙の先に、4年後の大きな夢を見据えた。
素晴らしい投手であったことは間違いないが、その能力と評価が全国的になかなか伝わりにくい所があった。大学では毎週のようにその活躍が見られるような舞台で、その150キロの投球を見せてほしい。今年の高校生投手でトップクラス、そして4年後の有望株であることは間違いない。
山田玲投手 プロフィール
- 氏名:山田 玲(やまだ れい)
- 所属:浜田高校(3年)
- ポジション:投手
- 投打:右投
- 主な特徴や実績:最速150キロを誇るプロ注目右腕。「今年の中四国No.1投手」と評される。2025年夏の島根大会3回戦で9回を投げ3安打13奪三振3失点(自責0)の力投を見せるも、チームは敗退。卒業後は大学へ進学し、4年後のプロ入りを目指す。






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