明治大学は静岡県沼津市での恒例のキャンプをスタートした。高山俊選手、坂本誠志郎選手などが抜ける中で、投手中心のチーム作りが進められる。
主力が大きく抜ける
明治大は高山俊選手(2015年阪神ドラフト1位)、坂本誠志郎捕手(2015年阪神ドラフト2位)、上原健太投手(2015年北海道日本ハムドラフト1位)、菅野剛士選手(日立製作所)、石井元選手(Honda鈴鹿)、宮内和也選手(NTT東日本)などの主力がごっそり抜け、今年は捕手、内野手、外野手で一からのチーム作りとなりそうだ。
その中で既に主力として活躍しているのは柳裕也投手で、その柳投手を中心としたチーム作りになりそうだ。善波監督も「捕手と柳に続く投手が出てくるか」と話し、154キロの星知弥投手、3年生になる水野匡貴投手、そして今年入部する森下暢仁投手などに期待を寄せた。
合宿に参加した森下投手も「早く神宮で投げたいです」と話した。森下投手は3月のアメリカ遠征にも帯同する予定。
ポジション争い
主力が抜ける事でポジション争いが激化することで、チームに活性化が生まれる。それによりこれまで機会のなかった選手がチャンスをつかみ成長する事が期待される。
打撃が注目される佐野恵太選手や高校時代に注目捕手だった中道勝士選手、また高校時代に1年生4番として甲子園でホームランも放った萩原英之選手などがチャンスをつかみ活躍することを期待したい。
毎年有力選手が入学する明治大、4年生だけでなく下級生でも誰がポジションを奪うのか、東京六大学開幕時の新オーダーにも注目したい。
昨年は春、秋とも早大に優勝を許した。善波達也監督(53)は「捕手と、柳に続く投手が出てくるかです」と話した。
期待の新人・森下(大分商)も「春から神宮のマウンドに立ちたい」と先輩たちに交じって体を動かした。
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