上武大時代に153キロの速球を投げ、ドラフト上位候補として注目されていた加藤泰靖投手、社会人1年目はあまり活躍が見られなかったが、ドラフト指名解禁となる今年は飛躍の年になる。
3月に152キロ
加藤泰靖投手は、ドラフト上位候補として注目された右腕だが、社会人1年目は「去年は満足に投げることができずチームに何も貢献できなかった。」と話すように、東京ヤクルトがドラフト2位で指名した松本健吾投手や、社会人NO.1右腕とも評価されるベテランエースの嘉陽投手など、分厚い投手陣が揃うチーム内の競争に勝つことができず、また右肘痛にも悩まされ、都市対抗や日本選手権にも登板できず、目立った活躍は出来なかった。
それでも、オフは食生活や睡眠の質を改善し、身体づくりを1から見直すと、3月の東海地区春季大会で152キロを記録し、JABA静岡大会でもJFE東日本戦で先発して6回を4安打1失点に抑えて社会人野球の公式戦初勝利を挙げた。「ゾーンに強いボールを投げるという自分の長所は出せたと思います。ただ、ここ一番でのコントロールに課題が出たので、そこは今後のJABA大会、都市対抗本戦に向けてつぶしていきたい」と話す。
そして、その先については「ドラフトもありますが、まずはチームの主戦になることを目指して恩返しをしたい。1年間頑張った中にドラフトがあると思います」と話し、まずはチームの勝利に貢献すること、そのためには都市対抗予選や本戦で主戦として投げたい。
それができれば社会人投手のトップクラスという評価にもすぐになると思う。ドラフト会議では、松本投手と同じからそれ以上の順位での指名を目指したい。


コメント