夏の高校野球東東京大会の注目選手を紹介します。もっと注目される選手がいて欲しいという思いもあるが、特に野手に素質ある選手が多く、ドラフト注目度はB。
注目選手
関東第一の坂井遼投手は昨秋に140キロ中盤を記録すると、現在は149キロを記録している。伸びる球筋もよく将来が期待される。1年時から注目されてきた高橋徹平選手は高校通算56本塁打まで伸ばしている。その割に評価の声があまり聞かれてこないが、東京を代表するスラッガー。
帝京の西崎桔平選手は春に強烈な打撃を見せ、強打の遊撃手として注目された。投げても143キロを記録する強肩も光る。
その他の選手
帝京は奈良飛雄馬選手、捕手の丹羽心吾選手、安部育規選手などが春に9本塁打、特に関東大会で7本塁打を放ち話題となった。投手は137キロを投げる小野寛人投手とともに2年生の村松秀心選手が二刀流でセンスが良く抑える他、同じく2年の黒木大地投手は187cm85kgの体格があって楽しみ。
関東第一は投打の軸のほかに捕手の熊谷俊乃介選手も180cm80kgと体がある捕手、打撃は巧打タイプでヒットを打ち分ける。1番・飛田優悟選手からの攻撃に火が付くと止まらない。2年生も坂本慎太郎投手など楽しみな選手が多い。
二松学舎大付は1年時から注目のスラッガー・片井海斗選手と五十嵐将斗選手の大型の右打者が迫力がある。ただし春や片井選手がやや消極的な打撃になっており、自信を持って相手を見下ろすような感じで入りたい。140キロ近い球を投げる大内啓輔投手や2年の及川翔伍投手などの投手の踏ん張りに期待し、また2年の入山唯斗選手もショートでセンスを見せる。
東京高は春に二松学舎大付に勝利した永見光太郎投手が181cmの右腕で143キロの速球とカットボールを使い、片井選手を完全に封じた。投球間隔が狭くても完投できるようなパワーじゃないフォームを持っており、更に成長しそう。リードする捕手の森田恭輔選手も4番として力を見せる。
修徳は飯山大夢選手が飯山裕志氏の兄弟の一人でポテンシャルが高く、176cmから139キロの球をなげコントロールも良い。左のスラッガー・染田棟煌選手の打撃も注目で、大きなホームランを打てる。石川航大選手は強肩強打の外野手。
日体荏原の吉田健汰投手が1年時から安定した投球をみせており、140キロと球に力もある。日大豊山の村井達将投手は191cm83kgの大型右腕で、139キロを記録しており更に成長が期待できる。
明大中野は高岡珀人選手が50m5秒台の足があり、投手としても140キロ台を出すという。藤崎理央選手は180cmの左の強打者でホームランを放ち、吉田海渡選手も守備が安定する。
郁文館は玉川元太選手が183cm80kgの左の強打者で、8本塁打の長打力は練習グラウンドの広さが足りないほど。また50m6.1秒の足もある。若林力丸選手も181cm78kgの右の強打者で大型内野手として目に留まる。
共栄学園の田嶋勇斗投手は2年夏に141キロを記録し注目、185cm87kgの体も注目されており142キロを記録している。180cm87kgの田中来希選手も期待。
安田学園は2年生左腕の稲葉颯来投手が137キロの球を投げ成長している。シャープな打撃の越前谷哲平選手、2年の大型スラッガー・増田光太朗選手なども楽しみ。
大森学園の富谷拓海投手は137キロの速球に伸びがある。淑徳の定岡柊太投手は背番号16で控えだったもののストレートは良い。
高輪高の岩崎十蔵選手は170cmと大きくないが柵越えを打てるスラッガーで肩も良い。豊島学院の新憲伸選手は182cmの左打者でミートしてヒットを打てる。左腕投手としても期待。板橋高の草野佐介選手は体は大きくないが、立ち幅跳びで2m70cmを記録する瞬発力があり、田村知嗣選手は181cmの長身で内野手と投手の二刀流。
岩倉の2年・高橋歩夢選手が170cm60kgと小柄だが抜群の瞬発力があり、すべてに置いてスピードがある。肩も強く打撃もうまく左右に打てる選手で楽しみ。
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