ヤクルトが北海道・東北と中国・四国の駐在スカウトなどスカウト陣を強化

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東京ヤクルトがアマチュアスカウト部門を刷新し、北海道・東北地区、中国・四国地区にも駐在スカウトを置くなど、強化する形で編成される。

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斉藤スカウトは退団

東京ヤクルトは、オリックスに2000年のドラフト3位で指名され、引退後は2023年までオリックスのスカウトを務めたあと、今年は北海道の北照高校でテクニカルアドバイザーを務めていた上村和裕氏を北海道・東北地区の駐在スカウトにする。

また、四国ILの香川オリーブガイナーズの元選手で、今季は球団職員を務めていた平岡佑梧氏を中国・四国の駐在スカウトとする。これまで駐在は近畿の阿部スカウトと九州の松田スカウトの2人だったが、4人のスカウトを地区に駐在させ、「駐在スカウトを増やして、より多くの情報を集めたい」と球団幹部はその狙いについて話した。

また、今季まで2軍投手コーチを務めた松岡健一氏がアマチュアスカウトに就任し、プロの投手を見ていた目をアマチュア野球のスカウトに活かす他、今年、東海地区のスカウトを担当していた元トレーナーの余田スカウトが、担当エリアを減らして全体のフィジカル面のアドバイスを送る立場となる。球団幹部は「フィジカル面、技術面からの目で選手を見ていく。故障者をなるべく少なくするという点を、今まで以上に注力していく」と話した。

高津監督は「高校生、大学生、社会人、どの選手を指名しても戦力になってくれると思って指名する」とドラフト会議について話しているが、昨年のドラフト1位の西館投手は今年9月にトミー・ジョン手術を受けるなど、手術を行うにしてもやや判断が遅く、来年、登板できるまで入団から2年間のブランクとなってしまった。少しでも情報を集めて、故障などの情報も判断できるようにしたい所だろう。

また、2009年に現役を引退してから13年間、主に関東地区のスカウトを務めた斉藤宜之スカウトが今季限りで退団することがわかった。斉藤スカウトは小川投手、塩見選手、吉村投手などの獲得に携わった。また、2023年からスカウトを務めていた吉田大成氏はスカラーに転身する。

小川GM、橿渕スカウトグループデスクの体制は変わらず、また高津監督も続投することで、大きなチーム作りの方針の変更や指名の変化はないと思うが、それぞれの担当スカウトの情報がより精度が高まることで、指名した選手がどのようにプロの道を歩んでいくか注目したい。

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yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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