春季高校野球近畿大会が開幕し、智弁和歌山の147キロ右腕・中西聖輝投手が、神港学園を完封した。この日は10球団15人のスカウトが視察し、阪神が評価をしている。
変化球増やし
この日は雨が降る中での投球となったが、智弁和歌山の中西聖輝投手は「天気が悪くてグダグダになると攻撃のリズムができない」と打たせて取る投球を選択、変化球を増やして打たせて取っていく。
しかし5回にはカーブで三振を奪うと、その後はストレートなどで3者連続三振、力の違いを見せつけ、9回を投げて3安打9奪三振で完封した。神港学園も146キロを投げる三木勇人投手や力のある投球で兵庫で連続無失点を続けてきた加藤大投手などが登板し、智弁和歌山打線が1失点に抑えられたものの、エースの完封で1-0で勝利した。
この日は大阪桐蔭戦などもあり、10球団15人のスカウトが視察に訪れたが、阪神の和田TAは「テンポがいいし、球の切れで勝負するタイプ。真っすぐ、スライダーとも質が良くなっている。追い込むのが早い。常にストライク先行で優位に立ちながら投球できる」と評価した。また巨人の岸スカウトは「一番はメンタルの強さ。投球に強弱がつけられる」と話すと、東京ヤクルトの橿淵スカウトグループデスクも「球速表示以上に速く感じる。先発タイプとして面白い」と評価した。
高校生右腕投手では、小園健太投手、森木大智投手、風間球打投手のBIG3に、畔柳亨丞投手、達孝太投手がいるが、中西投手もBIG3を追うくらいの位置にいると思われる。プロ志望をすればドラフト中位から上位での指名の可能性がありそうだ。

それでも、神港学園を寄せつけない。5回、森岡啓斗内野手(3年)を外角カーブで空を切らせ、河瀬智哉内野手(2年)を速球で見逃し三振。3者連続三振を奪うなど3安打9三振で完封勝ちだ。10球団15人のスカウトが集結。阪神和田テクニカルアドバイザーも「テンポがいいし、球の切れで勝負するタイプ。追い込むのが早い。常にストライク先行で優位に立ちながら投球できる」と評した。

視察した阪神・和田TAは「球のキレで勝負するタイプ。カウントで優位に立ちながら投げているし、何よりテンポがいい」と評価した。
10球団15人のスカウトが視察し、巨人の岸スカウトは「一番はメンタルの強さ。投球に強弱がつけられる」。ヤクルトの橿淵スカウトグループデスクも「球速表示以上に速く感じる。先発タイプとして面白い」と注目した。
視察した阪神・和田豊本部付テクニカル・アドバイザーは「テンポが良い。真っすぐ、スライダーとも質が良くなっている」と評した。
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