夏の高校野球南北海道大会の、札幌Dブロック代表決定戦、札幌大谷の森谷大誠投手が8回参考ながらノーヒットノーランを達成した。最速148キロの投球にプロ4球団のスカウトが注目している。
15奪三振
森谷大誠投手は172cm83kgの左腕投手で、これまでの最速は147キロを記録していたが、札幌地区の代表決定戦で昨年秋は東海大札幌、今年春は北海に敗れ、道大会で投げることができておらず、あまり知られていない存在だった。
この日の代表決定戦の札幌静修戦では2回2アウトから3回まで5者連続奪三振を記録、走者を許したのは初回先頭打者の振り逃げと2つの四球のみで8回まで進むと、最後の打者も得意のシンカーで空振り三振を奪い、8回ノーヒットノーラン15奪三振を記録した。
「初戦は力みが多く四球が増えてしまったが、反省して、今日は少し力感を抜いて投げられたのが良かった」と話し、エースになってようやく達成した南北海道大会進出を喜んだ。
最速は自己最速を更新する148キロを記録、冬に覚えたというシンカーも冴え、見事な投球だった。この日は4球団のスカウトが視察をし、苫小牧中央・斉藤優汰投手、東海大札幌・門別啓人投手のいる南北海道で、森谷投手の名前もインプットしたに違いない。
春季北海道大会では大会運営の当番校として、門別投手、斉藤投手のピッチングに立ち会った。森谷投手は「悔しかった。投げ合ったら勝つ」と話す。
南北海道大会が更に熱くなってきた。


最後はシンカーでバットを振らせ、公式戦自己最多15個目の三振で締めた。森谷が8回103球を投げ、許した走者は振り逃げと2四球のみの快投だ。無安打には気づいており、「勝つことが最優先だが、できることならやろうと」。自己最速を1キロ更新する148キロもマーク。プロの評価が急上昇の左腕が、視察した4球団を前にアピールした。

自己最速の148キロをマークするなどキレのある直球と、昨年冬に覚えたシンカーを生かし、2回2死から3回まで5者連続三振。「初戦は力みが多く四球が増えてしまったが、反省して、今日は少し力感を抜いて投げられたのが良かった」。走者を許したのは初回先頭打者の振り逃げと2つの四球のみと、札幌静修打線を、ほぼ完璧に封じ込めた。
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