広島がドラフト5位で指名した大阪ガスの河野佳投手が、プロ入りに慎重になっていることが分かった。
社会人NO.1
河野佳投手は、広陵高校から大阪ガスに進み、2年目の昨年は日本選手権でMVPを獲得し、都市対抗も含めて全国の舞台で無失点という圧倒的な成績を残し、社会人NO.1右腕で今年のドラフト1位候補と評価されていた。
しかし、春ごろに喉に膿がたまる、へんとう膿瘍という病気にかかり、約1ヶ月間プレーが出来ず、体調が良くなかったという。7月の都市対抗では1イニングで3本塁打を浴びるなど本調子ではなかった。
都市対抗後に手術を受け、日本選手権に向けて調整を進めていたが、この日、3連覇を目指す日本選手権に出場し、河野投手は3番手として登板、3回1/3を1失点(自責点は0)と好投し、最速も自己最速に並ぶ151キロを記録したが、試合は2-4で東京ガスに破れた。
ドラフト会議では5位で広島に指名された。試合後にプロ入りについて聞かれると、「まだどうなるか分からないので」と語り始め、「今年の評価は受け止めているけど、体調不良で調子を落としたことがすごく悔しい。心残りがあります。上位指名が目標だった。野球以外の部分で調子を崩してしまったので悔しい。来年はこれ以上になる自信がある。プロへの思いはすごく強いが、今後、会社としっかり話したい」と、プロ入りに慎重な姿勢を見せた。
この日の投球で復活の手応えを感じたことで、来年、大阪ガスに貢献をしてからプロ入りという思いもあるかもしれないが、来年1年やって上位指名でプロ入りできると判断すれば、大阪ガスに残留するという判断になるかもしれない。
指名した広島カープと面談もすると思うが、近日中に結論を出すということで、それを待ちたい。





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