東都リーグでは国学院大の189cm右腕・田中千晴投手が登板し、最速153キロのストレートが唸りをあげた。
3球団が評価
6回からマウンドに上った田中千晴投手は、先頭打者に四球を与えたものの、その後、三者連続三振を奪う。ストレートは150キロ台を連発する。最速は153キロを記録すると、得意のフォークボールも落差が大きかった。「カウント球でも決め球としても使えますし。真っすぐの軌道から投げられるので、自信を持っています」とフォークボールについて話した。
3回を投げて2安打で1失点も4奪三振、鳥山監督も「いい投球をしてくれた。今日は最低限の合格点の第1歩」と話す。
田中投手は長身から150キロの速球を投げる投手として注目され、2年秋に登板していたものの、右肘を故障して昨年1年間はリーグ戦での登板はなかった。スケールの大きさで復活が期待されていたが、「4年目でやっときたなという感じ。闘志を持って自分のボールを投げきりたい」と話す。
この日は5球団のスカウトが視察をし、巨人、横浜DeNA、北海道日本ハムのスカウトが評価をしている。
巨人・水野スカウト部長:「いい球を投げていた。登板を重ねてどうなるか見たい」
横浜DeNA・吉見スカウト:「力強い球。長身でポテンシャルは高い」
北海道日本ハム・坂本スカウト:「真っすぐの強さには、目を見張るものがある。加えてフォークにあれだけの落差があったら、バッターは嫌だと思う。この時期に平均で150キロ前後。このままいけば十分にドラフト候補」
高い素質を持った選手が、いよいよアピールできる状態になった。このまま投球の感覚が身について結果もついてきて、秋までしっかりと投げられることが確認できれば、ドラフト会議では上位指名候補に名前が挙がってきてもおかしくない。
「久々のリーグ戦だったけど後輩たちが頑張ってくれているし、背番号18をつけているので自分がエースだと思ってマウンドに立ちました」と話す。この日の復活の登板を一歩目にして、田中投手が大きく羽ばたく。

5球団のスカウトの前でアピールした。巨人水野スカウト部長は「いい球を投げていた。登板を重ねてどうなるか見たい」。DeNA吉見スカウトは「力強い球。長身でポテンシャルは高い」と評価。

1点リードの6回から登板、先頭打者を四球で出したもののNPBスカウトのスピードガンで150キロ台を連発し、カーブとフォークも使って後続を3者連続三振。4点の追加点をもらった直後の8回にドラフト候補の森下翔太(4年)に直球勝負でソロ本塁打を浴びたが、3イニングを2安打2四球4奪三振の1失点。プロ志望の右腕を、日本ハムの坂本スカウトは「この時期に平均で150キロ前後。このままいけば十分にドラフト候補」と評価した。


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