東都大学リーグはこの日、青山学院大のドラフト候補内野手・山田拓也選手が2本塁打を放つと、中央大の森下翔太選手も2試合連続となるホームランを放った。
最終的にそこを目指したい
山田拓也選手は169cmと上背はないものの、シャープなスイングが特徴の内野手で、昨年秋は二塁手のベストナインに選ばれてドラフト候補として注目されている。
この日は1番セカンドで出場すると、初回にインコースのストレートをライトスタンドに放り込み先頭打者弾、そして5回には1アウト1塁の場面でスライダーを合わせて、再びライトスタンドに運んだ。
昨年までリーグ通算は2本塁打、1番バッターとしてホームランを狙っていくスタイルではなく、「今日はいい風が吹いていたおかげ。ホームランよりも、出塁することを考えている。今日はたまたまです」と話す。それでも、一発を秘めた1番打者は相手にとっても嫌な存在となる。
将来について、「最終的にはそこを目指したい」とプロ入りを目指しているが、この春を目標への飛躍の年にしたい。
前向きに
昨日の開幕戦でホームランを放った中央大の森下翔太選手は、この日の2回戦でも、150キロ台を連発した田中千晴投手から、右中間へホームランを放った。これでリーグ通算7本塁打となった。「いいポイントで打てた。点差が離れていたので、投手はストライクを取りにくると思って初球の直球を張っていました」と話した。
森下選手は東海大相模時代に通算57本塁打のホームランを放ち、ドラフト候補として大いに注目された。中央大に進むと1年春にいきなり2本塁打を放ち、リーグ記録更新も期待されたが、その後は少し苦しんだ時期もあった。
それでも昨年秋の侍ジャパン大学代表候補合宿では、打撃練習で見事な柵越えを見せるなど、大学代表の中でもその長打力とスイングの力はトップクラスで、中京大の澤井廉と共に二人が抜けていた印象がある。長打力で評価すれば早稲田大の蛭間拓哉選手よりも森下選手を選ぶ球団もありそうだ。
2試合とも敗戦となり、ホームランが試合結果に繋がらなかったものの、「まだ初戦のカードを落としただけなので、長い目で見れば痛手ではない。課題を克服すれば勝機はあると思うので、焦らずにやっていきたい」と話す。前向きにチームを勝利へと導きたい。

169センチと小柄ながらパワーがあり、昨秋は二塁手部門でベストナインを獲得するなど守備も持ち味。プロ入りについても「最終的にはそこを目指したい」と話した。




2-7で迎えた8回には、先頭のドラフト候補・森下翔太外野手(4年=東海大相模)が初球の直球をねらい打ちし、右中間へリーグ戦通算7号となるソロ本塁打。2戦連発と好調で「いいポイントで打てた。点差が離れていたので、投手はストライクを取りにくると思って初球の直球を張っていました」と話した。
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