阪神は大学生投手の1位指名が有力となっているが、球団関係者は抑えの投手を補強ポイントに挙げ、青山学院大の常広羽也斗投手、桐蔭横浜大の古謝樹投手を1位指名候補にリストアップしていると報じられた。
細野・西舘投手も候補、岡田監督がチェックへ
サンケイスポーツによると、阪神の球団関係者が「今年は大学生の投手が方策と言われる。当然、ウチも1位候補。ただ、先発はいる。最大の補強ポイントでもある抑えもできる人材が欲しい」と話し、クローザーを補強ポイントとしていることがわかった。
そこで名前が挙がるのが青山学院大の常広羽也斗投手、桐蔭横浜大の古謝樹投手で、常広投手は最速155キロの速球を投げ、大学野球選手権で優勝投手となった今年のドラフトの目玉投手、古謝投手は見えにくい腕の振りから150キロの球を投げる左腕投手で、阪神のスカウト関係者も「伊藤将よりもスピードボールは上」と評価しているという。
阪神は7月にデイリースポーツによって大学生投手の1位指名が有力と報じられ、常広投手、古謝投手、東洋大の158キロ左腕・細野晴希投手の名前が挙がっていた。ドラフト1位指名はスカウトが数人をリストアップし、ドラフト直前で監督が選ぶ事が決まっている阪神は、最終的に岡田監督が1位指名を決めることになるが、この3投手以外にも中央大の西舘勇陽投手、国学院大・武内夏暉投手、亜細亜大・草加勝投手、青学大・下村海翔投手などを映像などでチェックしていく。
また阪神は、高校生の育成にも力を入れる方針もあり、岡田監督は甲子園期間中には広陵の真鍋慧選手などもテレビでチェックをしているという。
最終的にドラフト1位指名は大学生投手が有力で、抽選となり外したとしても大学生投手を指名するのではないかと思う。そして2位は選手のバランスや現状の1軍野手陣をみると、真鍋選手など将来性のある野手の指名が有力ではないかと思う。
常広投手や細野投手を1位指名し、抽選で外した場合に古謝投手の指名という流れが予想できるものの、古謝投手は巨人もドラフト1位指名候補の4人にリストアップしていると報じられており、他球団も含めて単独1位指名を狙ってくる所が出てくる可能性もあるほど評価が上がっている。
岡田監督は「シーズンが終わってからやろ。フェニックスにいくまでの期間ちゃう」と、10月5日以降の1週間で集中的にドラフト1位候補の選手をチェックする。ドラフト1位指名が決まるのはドラフト会議直前のスカウト会議の後、当日までの夜に決めることが多かった阪神だが、今年は比較的に早めに結論を出し、1位指名の公表をする可能性もありそうだ。




岡田の眼、金の卵見極め ー デイリースポーツ紙面
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