デイリースポーツは、阪神が今年のドラフト1位指名で大学生投手の指名を検討しており、青山学院大の常広羽也斗投手、東洋大の細野晴希投手、桐蔭横浜大の古謝樹投手をリストアップしていると報じた。
6年ぶり
阪神は今年、防御率2.74と安定した投手力でセ・リーグの首位を走るが、更に投手の強化を図る方針だと報じている。
その中でリストアップしているのは、右腕投手なら青山学院大の常広羽也斗投手で、大学野球選手権の決勝において明治大から10三振を奪い完封勝利し、MVPと最優秀投手の2冠に輝き、大学NO.1右腕と評価されている。
左腕では東洋大の細野晴希投手と桐蔭横浜大の古謝樹投手を高く評価しており、細野投手は155キロ左腕として今年春の東都リーグ2部の開幕戦で10回1失点で完投し、阪神スカウト陣に強烈な印象を与えた。また、古謝投手は春の神奈川大学リーグ戦で5勝してMVPを獲得、球速も153キロを記録している。
阪神は投手陣がチームを引っ張っているが、今年台頭した村上投手と、現役ドラフトで移籍した大竹投手が引っ張る格好になっているが、特に左腕投手としてドラフト上位で指名した桐敷投手、鈴木投手が1軍に定着できておらず、期待される左の高橋投手も6月に左肩を手術するなど課題もある。
阪神はここ数年は即戦力の外野手と高校生投手のドラフト1位指名を続けてきた。大学生投手を指名すれば、2017年に仙台大の馬場皐輔投手を指名して以来6年ぶりとなるが、その年も清宮幸太郎選手、安田尚憲選手を外しての指名だった。ドラフト1位指名の一番最初に大学生投手を指名したのは2014年の有原航平投手(早稲田大)まで遡る。
今年のドラフトについて元々は大阪桐蔭の前田悠伍投手を高く評価していた。しかし、現時点では大学生投手に注目選手が多い事がある他、岡田監督は即戦力の志向があり、現場の要望に対して方針を切り替える可能性もある。



コメント