秋季高校野球埼玉大会では、強打の遊撃手で来年のドラフト候補として注目される花咲徳栄の石塚裕惺選手が、4番ショートで出場し4打数2安打5打点の活躍を見せた。
強打の遊撃手
石塚裕惺選手は181cm81kgの大型遊撃手で、これまで高校通算16本塁打を放っている強打のショートとして、来年のドラフト指名が注目されている。
この日も4番ショートで出場すると、初回の第1打席で2アウト1塁からストレートをフルスイングすると、打球はライトスタンドに消えた。「なんとか届けっていう思いでした」と話した。
また、1点を負う6回にはノーアウト満塁の場面で逆方向のライトへの走者一掃の3ベースヒットを打ち、「なんとか1本っていう強い気持ちを持って打席に入った結果が最高の形になった」と、4打数2安打5打点で逆転勝利に大きく貢献した。
これで関東大会出場を決め、センバツ出場に一歩近づいた。石塚選手は「自分中心にチームを引っ張って、なんとかこのメンバーで甲子園に行けるように頑張りたい」と話し、チームを引っ張る覚悟を示すと共に、「甲子園で活躍してそのままドラフト上位でプロに行きたい」とプロ入りについても話した。
来年のドラフト候補では夏の甲子園で強打と安定した守備を見せた北海の幌村魅影選手、中央学院で抜群の身体能力で投手としても注目の颯佐心汰選手、1年時からショートで高い守備力を見せていた専大松戸の中山凱選手、187cmの大型遊撃手で高校通算25本を放つ桐光学園の森駿太選手などの注目遊撃手がいたが、中山選手は新チームから捕手としてプレーし、森選手もこの秋はファーストを守っている。
強打の遊撃手というのはプロ側も非常に求めているポジションで、来年は石塚選手も守備などに更に厳しいチェックを受ける事になると思うが、それに負けずに強打の遊撃手として来年秋を迎えたい。


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