夏の高校野球南北海道大会の室蘭支部Aブロック代表決定戦が行われ、苫小牧中央が室蘭栄に5−4で勝利し、南北海道大会進出を決めた。プロ注目の151キロ右腕・斉藤優汰投手が苦しみながらも16三振を奪う力投を見せた。
途中グダグダだった
最速151キロの速球を投げる斉藤優汰投手は初回、この日最速の149キロを記録すると、三者三振の立ち上がりを見せた。2回からはスライダーを軸に投げ、9回までに16個の三振を奪ったが、そのうちスライダーで奪ったのは11個だった。
しかし、室蘭栄も斉藤選手の投球にタイミングを合わせてきており、5回に1失点、6回には四球から崩れて2失点し逆転を許す。それでも、「途中ぐだぐだになってしまいましたが、足の上げ方を修正して、最後はいい球を投げられるようになった。」と、フォームを修正しながら投げると、7回には味方が再逆転し、7回から9回は得点を与えなかった。
9回7安打16奪三振4失点、これで今大会は2試合で29奪三振となった。「味方がエラーした時に流れを変えられるように練習してきた。三振が多いのは理想の投手像に近づいている」と話し、三振にこだわりを持っている。5−4とギリギリの勝利だったが、これで南北海道大会進出を決めた。
6球団スカウト視察
この日は北海移動日本ハム、巨人、千葉ロッテなど6球団のスカウトが視察に訪れた。千葉ロッテの柳沼スカウトは「成長著しい。フォームのバランスも球質も良い。スライダーもブレーキがある」と評価した。
今年の高校生の中で、ドラフト上位級の球を投げる数少ない投手と言える。プロ志望をすればドラフト3位までには指名されそうだ。


日本ハム、巨人などプロ6球団のスカウトの前で、初回にこの日最速の149キロをマークした。2回以降はスライダーで三振の山を築き、16個中11個は変化球で奪った。ロッテの柳沼強スカウトは「成長著しい。フォームのバランスも球質も良い。スライダーもブレーキがある」と評価した。

コメント