知内の148キロ左腕・坂本拓己投手が札幌日大から13三振を奪って1失点完投しベスト4進出を決めた。この試合を視察した東京ヤクルト・伊東編成部長は「ちょっとびっくりした」と評価した。
2回から別人
坂本拓己投手は最速148キロの速球を投げる左腕投手で、制球などはアバウトだが力のある球を投げる投手で、元ヤクルトの山部投手のような感じの投手。
この日は優勝候補の札幌日大との対戦となったが初回、2四球を与えて1アウト2,3塁のピンチを背負った。しかし、そこからチェンジアップを続けて連続で空振り三振を奪うと勢いに乗り、2回意向は145キロのストレートと変化球で13三振を奪う。9回を投げて5安打13奪三振1失点の好投で2−1で勝利した。
この試合を視察した東京ヤクルトの伊東編成部長は、「ちょっとびっくりした。二回から別人。ピンチでもチェンジアップやスライダーで空振りが取れ、直球も角度がある。非常にいいものを見せていただいた。リストには最後まで残っています」と非常に高い評価をした。
左腕投手では京都国際の森下瑠大投手や東海大札幌の門別啓人投手、札幌大谷の森谷大誠投手、阿南光の森山暁生投手、大島の大野稼頭央投手などがいるが、坂本投手も東京ヤクルトがドラフト4位あたりで指名しそうな雰囲気がある。
昨年も威力あるストレートを投げていたが、この春から夏にかけての成長が素晴らしく、変化球も非常に安定し質が高くなった。ドラフト指名候補として十分の力を見せている。


■ヤクルト・伊東昭光編成部長(59) の話 「ちょっとびっくりした。二回から別人。ピンチでもチェンジアップやスライダーで空振りが取れ、直球も角度がある。非常にいいものを見せていただいた。リストには最後まで残っています」
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