中日ドラフト5位・岡林勇希選手が登録変更、外野手一本「全て出し切れる」

中日ルーキーニュース

昨年のドラフト会議で投手として指名された中日5位の岡林勇希選手が、外野手登録に変更された。

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毎日試合に出たい

岡林勇希投手は菰野高校で最速153キロの速球を投げる投手として注目され、また通算21本塁打の長打力、50m5.8秒の俊足も高く評価されており、プロのスカウトの評価はどちらも高かった。

中日はドラフト5位で岡林選手を投手として指名、153キロのストレートの威力を評価するほか、「身体能力抜群で打者としても評価、天性の柔らかさあり」と野手としても評価しており、中日では当初、二刀流に挑戦させる事も考慮され、岡林選手も新入団発表で「大谷翔平選手のように二刀流へ挑戦したい」と話していた。

しかし岡林選手は「両方やるのは厳しい。毎日試合に出たい気持ちがあった」と話し、「野手の方が自分の持っているものを全て出し切れると思った。投手だと足を生かせない。投げる事は外野手だと返球で生かせる」と話した。投手についての未練は「高校で出し切ったのでないですね」と話した。

岡林投手の兄、岡林飛翔選手は2017年に広島の育成ドラフト1位で指名され、こちらも最速151キロの速球を投げる投手として期待された。しかし2018年、2019年の2シーズンで昨年オフに戦力外となり、プロ野球を去ることになった。183cmの上背のある兄が投手として通用しなかった事も、175cmの岡林勇希選手に影響をしたかもしれない。

大きなスイングと俊足、そして全身がバネのようなところがある。緻密さが要求される投手よりも、外野手として伸び伸びと思い切って、その身体能力を見せるプレーができるだろう。

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昨年12月の新入団発表では「大谷翔平選手のように二刀流へ挑戦したい」と希望を話していた。投手への未練がなかったわけではないが、出場機会と最大の武器である強肩、50メートル5秒8の俊足を生かすため自らの意志で決断した。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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