東京ヤクルト、ドラフト1位・寺島投手、ドラフト2位・星投手の初ブルペンに絶賛

星知弥, 寺島成輝

東京ヤクルトはドラフト1位の寺島成輝投手、ドラフト2位の星知弥投手がそろって初ブルペンで登板し、スコアラー・編成など6球団13人が詰めかけた。

スコアラー・編成など6球団13人

この日、初ブルペンを予定していた寺島投手に、約60人の報道陣と広島、巨人、阪神、中日、楽天、オリックスの6球団13人のスコアラーや編成が訪れた。その中で寺島投手はマイペースで堂々とピッチングを続け、捕手を立たせたまま30球を投げた。多くの人が詰めかけた事については「何も感じない。何も感じませんでした」と話した。

ゆったりとして無駄のないフォーム、「無駄のない動き。できるだけシンプルにする」と昔から見つめ続けたものだった。良くも悪くも力感のないフォームで、「7割くらいの力でしっくりくる球もあった」と話すが、首脳陣からは「3割くらいの力か?」と尋ねられ、視察した解説者の鈴木啓示氏も「1,2割の力だったと思う」と話すほどだった。そこからビュッと来る球が寺島投手の持ち味だが、これがプロ野球でどのように作用するのかは注目してみたい。

視察した阪神の嶋田宗スコアラーは「変な癖や力みがなくスムーズに投げられる。順調にいけば開幕ローテもいける」と話し、開幕ローテ有力と話した。中日・善村スコアラーは「体の使い方がうまい。キャッチボールのときより、ブルペンの方がバランスがいいように見えた」と話し、巨人・横川スコアラーも「マウンドでの姿は大きく見える」と絶賛した。

真中監督は「いい意味で石井一久。ふてぶてしいというか、人を食っているような感じがね」と話し度胸の良さをほめたたえた。

うちで一番速い

ドラフト2位の星投手も初ブルペンで投球し、こちらも絶賛を浴びた。寺島投手と同じく捕手を立たせたまま30球を投げ、「7割の力で投げた」というが、見ていた真中監督は「今うちで投げている中で一番速いんじゃないか。あれで7割なら誰も勝てないよ」と話し、球団最速投手と認めた。

星投手は大学時代に156キロを投げ、主にリリーフとして登板してきた。4年秋は先発としても登板し3勝2敗を挙げたが、明治神宮大会では調子の悪かった先発・柳裕也投手を、試合中盤からロングリリーフし、明治大を優勝に導いた。

「うちは後ろが弱いので、欲をかけば八、九回にいけたらと思っている」と真中監督は星投手をリリーフで起用することを明らかにした。星投手は「最後優勝を決めるとき、マウンドにいられるのは魅力的」と話し意欲を見せた。

投手に弱点を抱えていた東京ヤクルトのブルペンを一変させるかもしれない二人のピッチングに期待が集まる。

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中日・善村スコアラーは「体の使い方がうまい。キャッチボールのときより、ブルペンの方がバランスがいいように見えた」。寺島が信条としている「ぶれない体」に目を留めた。阪神・嶋田宗彦スコアラーは「流れをつかんでスムーズに投げている。チーム方針もあると思うけど、順調にいけば先発ローテーションに入ってくる」と予測。巨人・横川スコアラーは「マウンドでの姿は大きく見える」と表現した。

寺島フィーバーに沸いた。約60人の報道陣がウオーミングアップから左腕を追い、スコアラーや編成担当など6球団13人が集結した。「注目度はさすが。今日は人が多かった」と球団関係者。通常は球団関係者や評論家以外には開放しない捕手の後方エリアを、一時的に撮影用に開放し、10人のカメラマンが並んだ。

待ちに待ったブルペンだった。傾斜を使った投球は昨年11月以来。新人合同自主トレ中も“お預け”をくらい「感覚を忘れてきた」と話していた。真中監督は「自分のペースで投げていて、いい。石井一久みたい」と、強心臓ぶりをかつての“燕のエース”に重ね合わせた。

右腕から繰り出される力強い球に、真中監督は「今うちで投げている中で一番速いんじゃないか。あれで7割(の力)なら誰も勝てないよ」。そして、順調ならばセットアッパーか抑えで起用するプランを明かした。


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