東都リーグでは亜細亜大の草加勝投手が青山学院大に完封勝利、常広羽也斗投手に投げ勝った。
上の方で
ドラフト1位候補として注目される青山学院大・常広羽也斗投手との対戦となった亜細亜大の草加勝投手、エースとして魂を込めて投げる投球が特徴で、この日も「エースという自覚はある。自分が0点で抑えれば負けることはないので、その気持ちを意識して今日は投げました」と臨んだ。
投球はクレバーで、角度のあるストレートを活かし、カーブを使ってタイミングを外す。追い込んでからは低めの変化球で打ち取るなど、魂を持ちながらもうまい投球を見せる。この試合も春の王者・青山学院大を6安打完封し、これで大学通算10勝に到達した。
この試合には日米13球団が視察をしているが、埼玉西武の渡辺GMは「引き出しをたくさん持っていそうな投手。悪い時に悪いなりの投球ができる。制球力もあるし。投手としては全体的なバランスはいい。上の方であがる投手」と高く評価し、中日の正津スカウトも「緩急で的を絞らせない。いろいろな角度から、しっかり投げることができる投手はなかなかいない」と評価した。
西武は昨年も亜細亜大のエース・青山投手を指名しており、リリーフなどで活躍をしている。2年連続亜大のエースの獲得となるか注目される。
常広投手
一方、常広羽也斗投手も150キロを超す伸びのあるストレートを見せ、3回1アウトから6者連続三振を奪うなど力投を見せた。「力を抜いて、ゾーンに集めようと思って自然と三振がとれました」と話す。
5回2/3を投げて10奪三振も7安打で3失点し、試合には敗れたものの、「そんなに悪くはなかった。3戦目につながる投球ができたと思う」と話し、「2戦目の後ろで投げる気持ちもある。勝ちきりたい」とリリーフでの登板に力を残して降板した。
巨人・円谷スカウト:「ギアを上げられるのが素晴らしい。真っすぐと変化球の球質もいい」
中日・正津スカウト:「制球もいいし、三振も取れる。先発でも中継ぎでもどちらでもできる投手」
と評価した。




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