大阪桐蔭が甲子園2回戦の近江戦で敗れ、プロが注目する松浦慶斗投手、池田陵真選手、関戸康介投手が進路について話した。
松浦投手はプロ明言
1回戦で完投勝利を挙げていたエース・松浦慶斗投手だが、この日はブルペンで準備をしたものの登板は無く、近江の勝利を見届けた。
西谷監督は「今日一番状態のいい投手でいこうと。温存して投げなかったということではありません」と話し、松浦投手の状態が良くないと判断しての登板回避に、「俺なにしてるんやろうなって思って涙が出てきました」と涙をみせた。
松浦投手は北海道でプレーしていた中学時から注目されており、大阪桐蔭でも1年時からプロが注目をしていた。そしてこの日、「ずっとプロ一筋だったので、今大会で気持ちが変わることはない。他の選手より結果を出していなくて不安はあるんですけど、とりあえずここから練習してプロに行きたいと思っています」と話し、プロ志望を明言した。
関戸投手は大学へ
また、スラッガーとして注目されている池田陵真選手は進路について、「今は試合のことで頭がいっぱい。ここから考えていきたい」と話した。
そして、昨年に154キロの速球を投げ、こちらも中学時から世代のトップクラスと評価されていた関戸康介投手は、この夏は大阪大会も含めて1試合の登板も無く終わった。「負けたっていう感覚がまったくなくて、頭が真っ白になった。正直実感がまだ湧かない」と話したが、「川原にああいう結果にさせてしまったのは自分の責任」と、勝ち越しを許す投球になってしまった2年生の川原嗣貴選手を想った。
進路について聞かれると、「大学進学の予定です」と話した。プロもその潜在能力の高さを評価していたが、センバツで4つの暴投を記録するなど安定していなかったフォームが、最後の夏も安定することはなかった。
西谷監督も「バランスを崩して、投げる所まで持って行けず残念」と話した。しかし、「将来性豊かな子。悔しさは次のステージでやってくれるんじゃないか」と話し、大学での成長を期待した。
高校1年時から期待された選手の多かったチームだったが、新型コロナの影響もあったりと、甲子園で結果を残すことができなかった。進路も別の道を進む事になり、それぞれの道で花開くのをまちたい。
松浦投手は、185cmの長身左腕で、まだ課題も見られるが、しっかりと強い球を投げられる体力も十分ある。ドラフト会議では2位前後での指名が予想される。

ブルペンで一度は準備した松浦は、近江の校歌を聞きながら涙。スコアボード見て“俺なにしてるんやろうな”って思って涙が出てきました」と肩を落とした。それでも決勝打を許した川原を「ここで終わりじゃないぞ。来年は春夏連覇しろ」と励まし「ずっとプロ一筋だったので、今大会で気持ちが変わることはない。他の選手より結果を出していなくて不安はあるんですけど、とりあえずここから練習してプロに行きたいと思っています」とプロ志望届提出を明言した。
それでも「(志望届を)出そうと思っています」と力強くプロ志望を明言した。今大会は1回戦・東海大菅生戦で、7回4失点ながらも粘りの投球で勝利に貢献。「他の選手より結果を出していなくて不安はあるけど、ここから練習」と切り替えて、夢の舞台を見据えた。
「自分が投げたかったという気持ちが一番あったんですけど、頭の中真っ白で何を考えていたのか、自分でも覚えていなくて、相手が校歌を歌っているときにスコアボードを見て『俺、何してるんやろうな』って思って涙が出てきました」
「負けたっていう感覚がまったくなくて、頭が真っ白になった。正直実感がまだわかない。大阪桐蔭に入って公式戦で先発して勝つことが1度もできなかったので、とにかくピッチャーとして勝つことというか、どんな大きな舞台でも自分が投げて勝てる投手というのをゼロから見つめ直してやっていきたいです」
今後は「今のところ大学進学の予定です」と明かした。時折、目の覚めるような快速球を投げていた。指揮官も「将来性豊かな子。悔しさは、次のステージでやってくれるんじゃないか」とエールを送った。
最速154キロ右腕の関戸康介投手(3年)は、今大会通じて登板機会がなかった。今後について「今のところ大学進学の予定です」と話した。大学4年間をへて、プロを目指すことになる。
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