東洋大がオールフロンティアとオープン戦を行い、新3年の152キロ左腕・細野晴希投手が、3回で7つの三振を奪う快投を見せた。また156キロリリーバー・羽田野温生投手も最速151キロを記録した。
左投手は今も探している
細野晴希投手はこの日のオールフロンティア戦で先発すると、初回に2つの四球を与えたものの、最速149キロのストレートとツーシームなどで、1回2アウトから3回1アウトまで5者連続奪三振、3回を投げてノーヒット、7奪三振の快投を見せた。「真っすぐ主体でカウント有利にすることを考えて投げた。最初力んだけど」と話した。
細野投手は152キロの速球のキレが鋭く、昨年春は東都1部で1勝1敗、防御率1.56でリーグ3位の防御率を残している。特に34回2/3を投げて40個の三振を奪い、また一塁の牽制でも、何人もランナーを刺して話題になるほど。
秋は2部で0勝0敗、12回2/3しか投げなかったが、今春はチームの1部昇格のためにエースとしての活躍が期待される。
また、この日は156キロ右腕の羽田野温生投手が9回に登板し、最速151キロの速球を投げて1回を1安打無失点に抑えた。テイクバックをコンパクトにする新しいフォームを試しながら、「打者に対して、しっかり投げられた」と手応えを感じている。
この日は福岡ソフトバンクの福山チーフスカウトが視察し、「左投手は今も探しているところ。羽田野、細野は二人とも楽しみ」と話した。特に細野投手にはインパクトを受けたようで、来年のドラフトの目玉となってきそうだ。
東洋大の杉本監督も「二人の投球を意識したのか、松沢も投げたいというので登板させたけど、他の投手も投げたがっていていい雰囲気」と話し、細野投手、羽田野投手が、他の投手を引っ張っている。1部昇格に向けて強力投手陣でリーグ戦に向かっていく。

羽田野はテークバックを小さくするフォームの修正に取り組みながらも「打者に対して、しっかり投げられた」と息をついた。
視察したソフトバンク・福山チーフスカウトは「左投手は今も探しているところ。羽田野、細野は二人とも楽しみ」と高評価した。
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