東京六大学が2022年春季リーグ戦の日程を発表した。各チームの注目選手を紹介し、優勝予想をしてみる。
2022年春季リーグ戦日程
月 | 日 | 第1試合 | 第2試合 |
4月 | 9日 | 東大vs慶大 | 早大vs法大 |
10日 | 法大vs早大 | 慶大vs東大 | |
16日 | 東大vs明大 | 法大vs立大 | |
17日 | 立大vs法大 | 明大vs東大 | |
23日 | 立大vs慶大 | 明大vs早大 | |
24日 | 早大vs明大 | 慶大vs立大 | |
30日 | 慶大vs法大 | 早大vs東大 | |
5月 | 1日 | 東大vs早大 | 法大vs慶大 |
7日 | 法大vs明大 | 東大vs立大 | |
8日 | 立大vs東大 | 明大vs法大 | |
14日 | 慶大vs明大 | 立大vs早大 | |
15日 | 早大vs立大 | 明大vs慶大 | |
21日 | 立大vs明大 | 法大vs東大 | |
22日 | 東大vs法大 | 明大vs立大 | |
28日 | 早大vs慶大 | ||
29日 | 慶大vs早大 | – |
戦力分析
慶応大
正木選手、渡部選手、福井選手、森田投手といった主力が抜けるのは大きいものの、下山悠介選手や広瀬隆太選手などのキープレーヤーは残っている。捕手をしっかりと固められれば、昨年に引けを取らない野手陣となりそうだ。
また投手では生井惇己投手、橋本達弥投手、増居翔太投手など、力もあり実績もある選手が残り、こちらはリーグでもトップクラスの投手陣と言える。
課題としては新2年生以下の世代で、高校の有力選手を取れなくなっている事だが、付属の慶応高校出身の選手などの成長に期待したい。
早稲田大
徳山、西垣のWエースと、捕手の岩本選手が抜けるバッテリーが課題。オープン戦で左腕の齋藤正貴投手が好投したが、まだ実績は少ないものの新3年となる飯塚脩人投手の台頭が待たれる。
野手は柱の蛭間拓哉選手や中川卓也選手が4年生となり、最も注目される選手たちの世代となる一方で、生沼弥真人選手や野村健太選手、熊田任洋選手といった新3年生がしっかりとレギュラーとして活躍できるか。
明治大
打線では丸山、陶山のリードオフマンコンビが抜けた。3番を打った村松開人選手が1番などに入る可能性もあるが、上田希由翔選手、山田陸人選手といった主軸は残るだけに、1〜3番の流れをしっかりと組み立てたい。
竹田投手が抜けたものの、代表候補合宿に参加した蓑尾海斗捕手がリードし、新3年の村田賢一投手や新2年の藤江星河投手、そして菊地竜雅投手などを成長させたい。
投打共に高校時から注目される選手が多く、特に野手は入れ替わって注目される選手が出てきそうだ。
立教大
投手はすでにエース格としてかなりの登板をしている新3年の池田陽佑投手に、昨年秋に注目され、今年もかなりの評価になってきそうな4年の荘司康誠投手、実戦的な投球ができる宮海土投手、高校時から隠し球と注目された島田直哉投手、また新2年でもポテンシャルの高い三河吉平投手や実戦派の沖政宗投手など、投手陣では6大学でトップと見ることもできる。
野手も道原慧選手は50m5秒台の足で大学代表でも2番目の記録を出しており、侍ジャパントップチームにも招集予定だった強打の内野手・山田健太選手、昨年は5番も打った吉岡広貴選手などがいて、攻撃や守備の軸も残っている。
法政大
三浦投手、山下投手、古屋敷投手といった実力ある投手が抜けた穴は決して小さくないが、スケールの大きな扇谷莉投手や、新2年生になる篠木健太郎投手などが台頭をしてくれそうで期待をしたい。
野手は岡田選手が抜けたものの、斎藤大輝選手や浦和博選手などレギュラーとして活躍した選手は残っている。ただ、リーグを代表するスラッガーという存在がおらず、4番を任せられる選手の台頭が待たれる。
東京大
東京六大学でも屈指の捕手と注目される松岡泰希選手を中心に、攻守共に粘って戦えるか。昨年は1勝、1引き分けで勝ち点を挙げており、今年は勝ち点2を目指したい。
優勝予想
投手力では立教大と慶応大が優位と見られ、昨年春秋連覇の慶応大の実績のある投手陣がいる。早稲田大、明治大、法政大も下級生に高校時に実績のある選手がいるため、一人でも台頭をしたら状況は変わる。
打線では各大学で主軸を打ち、内野手の要としても活躍できる主将がいる。その中で立教大は1番から4番までがしっかりと組み立てられそうで、下位打線で活躍する選手がそろえば攻撃面でもリーグトップになれる。早稲田大も中川選手、蛭間選手と内外野にキーマンがいる。
ということで優勝は立教大、慶応大の2チームで争い、立教大と予想してみます。
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