阪神・藤浪晋太郎投手が6回3安打無失点で5勝目、北海道日本ハム・大谷翔平選手は走者一掃タイムリー

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 阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手が復活の投球を見せた。

 相手は広島・前田健太投手だったが、力を抜けるようにしたという新しいフォームで6回を投げて3安打6奪三振で無失点、雨による中断があった事から交代したが、見事に復活の投球を見せた。

 藤浪投手は42日ぶりの5勝目を挙げた。ルーキーでは東京ヤクルトの小川泰弘投手が9勝目を挙げ離された形だが、これからの追い上げも十分考えられる投球内容だった。

 前田健太投手は同じ大阪出身でPL学園で甲子園に出場するなど活躍し、今はWBC日本代表でもエースを務めた。6つ上の世代ということで、前田投手がPL学園で活躍していた頃、藤浪投手は小学校上級生として野球にのめり込んでいく時期だっただろうし、小学生で既に180cmを越す投手として注目され始めた時だった。

 メジャー移籍も噂される前田健太投手と投げ合えるのは今年が最後かもしれない。そのチャンスでまずは藤浪投手が1勝した。今シーズンの二人の投球から目が離せない。

 一方、北海道日本ハムの大谷翔平選手は7番レフトで出場すると、3回2アウト満塁の場面で得意の左中間への2ベースヒットを放ち、走者一掃3打点を挙げた。2ベースヒットは13本となり、25本の内半数以上が2ベースヒットとなった。今年はホームランを狙わずに、一番確実に打てるこの打撃に徹しているようだ。

 3日前に2勝目を挙げてお立ち台に立つと、この日は打点を挙げてお立ち台、投打でチームの勝利に貢献している。しかし、成績的には、投げては2勝で防御率4.21、打っては85打数25安打で打率.305、打点8と、投打に普通の成績となってしまう。高校生ルーキーでこれだけの成績を残せるのだから凄い。今年はこれでいいかもしれない。

 しかし来年以降はこの成績では投打どちらでも中途半端で名前が残らなくなってしまう。シーズンオフには打撃では引っ張ってのホームランを打てるように、そして投げても先発で圧倒できる投球ができるようになって欲しい。二刀流として打っては100打点や30本塁打、投げては先発で10勝、防御率は2点台はクリアして欲しい。

 憧れのマエケン相手にも一歩も引かなかった。「対戦するのは打者。でも、相手チームのエースなので簡単に点を与えると負けてしまう」。1時間2分の降雨中断の影響で6回で降板も、3安打6三振で無失点の完封ペースの力投。5月26日の日本ハム戦(甲子園)以来の5勝目を挙げた。

 完璧だった。序盤から直球、変化球ともに制球が安定。5回まではチャンスすらつくらせない。味方が先制した直後の6回。2死一、二塁のピンチでも平然としていた。外角低めのカットボールで4番・エルドレッドを一邪飛。4試合連続でKOされ、直面していたプロの壁をぶち破った。

 前田健は6歳上で同じ大阪出身。中学時代に所属した「泉北ボーイズ」に前田健を指導したコーチがおり、面識があった。大阪桐蔭時代にも同じトレーナーに肉体ケアを担当してもらった。肩周りの柔軟性維持のため「マエケン体操」を活用するほど心酔していた。身近な存在であり、遠い背中。雨で試合開始が30分遅れる難しい条件下、1点を失った相手に対し、6回3安打無失点で三塁を踏ませなかった。

 リベンジの場面はすぐに巡ってきた。1―0で迎えた3回2死満塁。大谷は初球から振ると決めていた。西の初球、143キロ直球を叩いた。

 「2死から満塁までつないでくれた。ここを取らないとチャンスはないと思い、何とか1点でもと思いました」。打球は左中間を破る走者一掃の二塁打。プロ初本塁打こそ放っていないが、自己最多の1試合3打点で勝利に貢献した。

 6月29日西武戦(札幌ドーム)以来、野手として7試合ぶりに先発出場した。第1打席は2回無死満塁。1ボールから2球目のスライダーを捉えた強いゴロが一塁手の正面を突いた。悔しさを糧とした。スコアラーのデータも頭に入れ、西の配球を読んだ。

 「スライダーにタイミングが合っていたので直球で来る」。自らの投手心理も決断に一役買った。「満塁だし、ストライク先行。ピンチの方がストライクを取りにくる」と。狙い通りに初球を仕留めた。初球打ちは打率・500のハイアベレージだ。今季25安打のうち13本目の二塁打。大谷が尊敬する同じ左打者で、歴代6位の421本の二塁打を記録する稲葉は「逆方向にあんな打球は打てないし、うらやましい部分がある。最終的には僕の二塁打も抜かれてしまうのでは」と話す。

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