高校野球岩手大会では191cmから138km/hの速球を投げおろす専大北上のミヒニャック 晏治英(あんじえい)投手が救援登板し、チームの勝利を手繰り寄せた。
初戦敗退危機も
岩手の強豪・専大北上だが、この日は住田高校との対戦でリードされる展開が続き、6回までに3点差をつけられていた。そして7回からはプロ注目の191cm大型右腕・ミヒニャック晏治英投手が登板すると、9回までの3イニングで27球全てストレートで、2安打無失点と熱のこもったピッチングを見せる。
するとチームは1点を返し、9回2アウトから2点を奪って同点に追いつくと、最後は相手投手のボークでサヨナラで勝利した。
変化球の精度や制球などの課題があって背番号は10だが、非常に大きな活躍を見せたミヒニャック投手。その迫力のある投球を長い間、見せてほしい。
ミラクルを呼んだのは、ポーランド人の父を持つミヒニャック晏冶英(あんじえい)投手(3年)だった。3点を追う7回から登板すると、全27球ストレートで3回2安打無失点の好救援。「いい流れを作りたかった。真っすぐでねじ伏せようと思った。ゼロで抑えられたのは自信になる」と胸を張った。
コメント