大阪桐蔭の根尾選手と藤原選手が12球団ジュニアトーナメントで始球式

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12月27日から行われる12球団ジュニアトーナメントに、かつてこの大会に出場し、甲子園優勝、そしてドラフト1位でプリ入りを成し遂げた大阪桐蔭の根尾昂選手と藤原恭大選手が、始球式を務めることが分かった。

選手の憧れに

今年の高校野球で、春・夏連覇を達成し、ドラフト1位でプロ入りする目標をかなえた二人は、かつて12球団ジュニアトーナメントでプレーをしていた。

2012年に札幌ドームで行われたこの大会で、藤原恭大選手はオリックスジュニアとして出場し、ベスト4に進出をしていた。また根尾昂選手はドラゴンズジュニアで出場し、エースを任されていた。ドラゴンズジュニアが決勝トーナメントに進めなかったため、二人の直接対決はなかった。

今年の12球団ジュニアトーナメントは、再び札幌ドームで開催される。そしてその大会の始球式には、千葉ロッテからドラフト1位で指名された藤原選手と、中日からドラフト1位指名をされた根尾選手が、今度は夢を与える側として始球式に登場する。

根尾選手はプロ入り後は野手に専念するため、投球練習は続けていなかったが、12月に入ってからこの始球式のために投球練習を再開したという。また藤原投手も強肩として知られ、マウンドから最速144キロの速球を投げる。

12球団ジュニアトーナメントに出場した選手は、多くが著名な中学野球のチームに進み、甲子園に出場する選手も多い。そして、昨年のドラフト1位・千葉ロッテの安田尚憲選手(阪神ジュニア)や一昨年のドラフト1位・東北楽天の藤平尚真選手(千葉ロッテジュニア)、さらにオコエ瑠偉選手(巨人ジュニア⇒東北楽天1位)、森友哉選手(オリックスジュニア⇒西武1位)など、多くの将来のドラフト1位指名選手が出ている。この大会に出場する選手にとって、根尾選手・藤原選手は大きな目標となる。

中日に進む根尾選手、千葉ロッテに進む藤原選手にとっても、来年1月からはそれぞれの球団の寮に入る事になり、ともに過ごすのもあとわずか。そして高校で一緒に参加する野球イベントもこれが最後となる。二人にとっても目標に向かって進み始めた頃の気持ちを思い出して、プロへと羽ばたく力になるはずだ。

2018年ドラフト会議 指名選手一覧

2人は札幌ドームで行われた12年大会に出場。オリックスJrのエース兼外野手だった藤原はベスト4に進出。中日Jrのエースを任された根尾は惜しくもグループリーグ敗退で小学時代の対決はなかったが、この舞台から甲子園、プロへと羽ばたいた。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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