健大高崎の注目左腕・下慎之介投手が登板し、7回を投げて4安打1失点で勝利した。
最速は142キロ
この日は初回、制球が定まらずに1アウト1,2塁からタイムリーヒットで先制点を許した。「桐生球場の傾斜が急なマウンドになれなかった。いきなり点を取られかなり焦りました」と話す。
しかし、「徐々にどの位置でリリースすれば良いボールが行くのか感覚的に分かってきた。それで乗っていけた」と話す通り、2回以降9回までは2安打しか許さなかった。
下投手は昨年秋の明治神宮大会で準優勝、インコース、アウトコースに厳しい球を投げ続けられる投球が注目された。それ以降、腕のあげ方を変えたものの、まだしっくりした形が見つかっていないというが、試合中にもしっかりと修正していける所は非常に素晴らしい。
この日は10球団16人のスカウトが視察をしている。
東京ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク:「プロでも先発タイプ。球の強さは昨秋より増している。スライダーがひざ元で鋭く曲がる。石井一久タイプ。高校生の左腕ではトップレベル」
東北楽天・愛敬スカウトマネージャー:「投げっぷりがいい。馬力がある。左腕でこれだけ投げられるというのは将来楽しみ」
横浜DeNA・稲嶺スカウト:「うちにはいないタイプの左腕。まだ馬力は足りないけど、手元が起用で変化球をしっかり操れる」
巨人・内田スカウト:「スライダーのキレがいい。初回は制球が乱れたが、修正能力が高い」
阪神・吉野スカウト:「体の強さも出てきた」
腕の振りが良く、様々なシチュエーションに合わせてしっかり投げられる左腕投手、球速のアップはまだ見られていないが、現在の球速でも十分面白い素材で、これから先の球速アップももちろん期待できる。ドラフト会議では4位前後での指名が予想される。

スタンドでは10球団16人のスカウトが視察。ヤクルト・橿渕聡スカウトグループデスクは「スライダーが膝元で鋭く曲がる。石井一久(ヤクルトなど、現楽天GM)タイプ」と日米通算2550奪三振を記録した左腕に重ねた。
スタンドには10球団16人のスカウトが集結。ヤクルトの橿渕聡スカウトグループデスクは「プロでも先発タイプ。秋より球の力強さが出ている」と評価した。8月の甲子園交流試合にも出場する下はプロ志望届を提出することを明かし「これからも一戦一戦、目の前の試合を全力で投げたい」と腕をぶした。
プロ注目左腕にスタンドには10球団16人のスカウト陣が集結。ヤクルトの橿渕聡スカウトグループデスクは「球の力強さは秋より出ている」と話すと、巨人・内田強スカウトも「スライダーが切れていたし、落ち着いていた」と評価していた。
最速は142キロをマークした。楽天の愛敬尚史スカウトマネジャーは「投げっぷりがいい。馬力がある。左腕でこれだけ投げられるというのは将来楽しみ」と潜在能力の高さを評価した。
この日の最速は139キロ止まりで「きょうは悪いなりに投げられたが、大事なところでのコントロールが課題」と反省したが、スカウト陣の評価は高い。阪神の吉野スカウトは「体の強さも出てきた」と話し、ヤクルトの橿渕スカウトグループデスクは「スライダーを操るのがうまい。高校生の左腕ではトップレベル」と位置付けた。
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